秋冬季節は蘇州の羊肉料理店が最も賑やかな時期である。400年以上の歴史を持つ「蔵書羊肉」は多くの古い蘇州人にとってこの寒い時期に身体を温める、健康によい「秘伝の処方」である。「蔵書羊肉」には様々な食べ方があり、白焼羊肉（羊肉の煮込み）、紅焼羊肉（羊肉の醬油煮）、春雨と白菜を使った羊肉の鍋など、栄養もたっぷりである。また、蘇州各地にはそれぞれ特色のある羊肉の食べ方がある。東山鎮の白切羊肉（蒸し羊肉の切り身）、桃源鎮の紅焼羊肉、太倉市の双鳳羊肉（羊肉をスープにくぐらせたもの）、常熟市の徐市羊湯など、いずれも長年にわたって伝わってきた定番の味である。
·蔵書羊肉
呉中区木涜蔵書鎮は、蔵書羊肉の発祥地として有名になった。ミルキースープと濃厚な香りは蔵書羊肉の精髄である。羊肉のスープに羊肉の内臓、羊血、春雨、白菜、豆腐の油揚げなどの食材を入れ、ニンニクの青葉を少しかけ、これを鍋で煮込み、一口ごとにたまらなく新鮮な味がする。
オススメの店舗： 老慶泰羊肉館
住所：呉中区穹窿路85号
連絡先：0512-66587178
·東山白切羊肉
「食材には塩だけを入れ、これこそ羊肉元の新鮮さを引き出せる」。これは東山白切羊肉の大きな特徴である。東山の白切羊肉は冷たいものがいい。口に入れて一口嚙むと肉が柔らかく、肉の旨味が広がる。そして濃厚な香りがして、生臭さもない。おつまみにするのも、面に盛り込むのもいい。東山人にとって、羊肉を2枚切って、陽春麺とセットするのは、最も本場で、最も原生態的な食べ方である。
オススメの店舗： 東山矮馬桶羊肉
住所：呉中区東山鎮莫厘路59号
連絡先：18061932883
·桃源鎮の紅焼羊肉
呉江区桃源鎮の羊肉は、湖羊の肉の醬油煮を特色とし、羊肉を煮る大きな鉄鍋の中に事前に各種の香辛料、調味料を入れておき、羊の足や骨、内臓、もも肉、スペアリブなどの食材を順番に加え、とろ火で3時間煮た後、羊肉をハサミで小さいサイズに切って、唐辛子をかけて、スープを一杯入れて、最後にニンニクの青葉と木立唐辛子をかけて出来上がり。羊肉の各部分はいい程度に煮込まれていて、引き裂いた肉の繊維もはっきりしている。
オススメの店舗： 桃源阿六羊肉
住所:呉江区永康路と仲英大路の交差点にある駐車場の右手側の鴻運楼面館から北東方向70メートル
電話番号：0512-63459437
·双鳳羊肉
蘇州人は秋冬季節に羊肉を食べるのが好きで、太倉の双鳳羊肉はそのカリカリ感、濃厚さ、旨さ、脂の甘味によってよく知られ、地元の人に愛されている冬の料理である。特に双鳳羊肉麺、さっぱりした麺、香りがぷんぷんする羊肉、濃厚なスープなど、食客たちにとってまさに唯一無二の太倉の味である。
オススメの店舗： 双鳳孟家羊肉館
住所：太倉市双鳳鎮鳳北路110号
連絡先：13328041618
