夏の金山、心地よい生活における小さなこと

朝・山内で安らかを探し求める

 鎮江の西北部に位置する金山は、元々江の中にある島であったため、「江の蓮」と呼ばれている。山の上には旧跡がどこにでもあるが、一番有名なのは金山寺である。今まで、山に寄り添う金山寺は中国の有名な古寺として、1600年以上の歴史を持っていて、独特な建築スタイルもある。寺の中には、慈寿塔は金山の頂上に立っていて、遠くから見れば金山全体が寺のようで、視覚から山と寺は一体になった。

建てられてから、金山寺の線香が絶えなく、一番繁盛する時、参禅していた坊さんの人数は数万に達し、康熙帝からの名を冠した額も与えられた。今まで、正月になると、多くの地元の人は良いお年を祈るために金山寺に来た。

 

 

昼・夏の蓮見

唐王朝から、金山の蓮はすでに名を知られた。夏には、鎮江の住民たちにとって蓮見も最も心地よいことである。今、一番有名な蓮見の場所は金山の麓にある金山湖に違いない。夏に入ると、池いっぱいの荷葉は重なり合って、青々とし、葉と花が互いに引き立つだけに、蓮はより赤く見え、微風が吹いてきて、知らず知らずのうちにそのよい香りに酔いしれる。

蓮が好きな鎮江人にとって、観賞用にかかわらず、蓮も食材として地元の美食に使える。満開すると、金山湖畔にあるレストランも蓮の美食を味わえる最高の場所になる。料理人の腕で、蓮、荷葉、蓮の実、蓮根は全部で料理に利用され、独特な香りを少し含んでさっぱりとしている。午後、蓮の美食を味わった後、荷葉のお茶を飲んで、蒸し暑さも下げたようで、心身も涼しくなる。

 

 

夕方・湖を散策する

夏の夕方、太陽が西に向かっていき、だんだん涼しくなる。この時、金山湖の湖畔には、人も昼より多くなる。空にオレンジ色がにじみ出て、周りの景色も儚くなり、和やかそうだ。この時、クルーズ船で悠然と漂うのは最高で、観光客を載せた船が残照から通り抜け、慈寿塔と雄大な北固山もだんだんはっきりとなった。船遊びをしたら、都市の賑やかは金山湖の和やかと鮮明に違って、忙しい一日を終えるサラリーマンであれ、日帰り旅行をする観光客であれ、今の金山湖はベストチョイスに決まっている。

 

 

蒸し暑い夏には、涼しい室内はもっと好まれるが、ある時、君は外へ出て、金山に行って、別の風景と楽しみを見つけるかもしれない。