賈汪に出会い、山水間でゆったりと歩く

賈汪は徐州北東部に位置しており、早くも商・周時代になる前に、ここに住む住民がいる。中国の明の時代、ここには豊富な水資源と茂った草があり、北東に泉が集まってくることから、賈汪を泉城と呼ばれている。泉は大自然の恵みで、夏の徐州に生き生きとして美しい色彩を加えた。

潘安湖

始めて潘安湖に来て、湿地の風貌を鑑賞しないわけにはいかないだろう。遊覧船に乗って、葦の生えた湖を通り抜け、快い時間をゆったりと楽しむ。船を浮かべると、清らかな泉の水が石の上に流れて、蓮が動いたのは上流に船が進んでいるからだという自然の美を実感することができる。静谧とレジャーの中に、自然の凉しさと快適さが感じられる。また、中には鳥の島がある。島には100種以上の鳥が生息しており、島には生い茂っていて、鳥の生息にピッタリの高木や低木が植えられており、周りの水面には色々な高さの天然水生植物が植えられており、水鳥や鳥類の育ち、生息に適した繁殖基地を形成した。

真夏になると、潘安湖の蓮の花は次から次へと咲き始め、青い波が一面に広がる荷香池の中で、いっぱいの蓮の花が淑やかでいかにも美しい。夕方、暑気がだんだん去っていき、夕暮れに照らされた蓮の花が一層鮮やかで感動的である。ピンクの、赤いの、白いの、多色の模様があるの、縁飾りのついた蓮の花が緑の葉の上に立っていて、風に揺れ動いて、近寄る前に、一頻り蓮の香りはすでに鼻を突いてきた。

 

鳳鳴海

鳳鳴海は約400ムーで、鳳鳴泉の水が湧いてきて集まってできた天然の湖である。「鳳鳴海」は最初、鳳鳴漙と名づけられた。「溥」の字は露が多いことを意味している。鳳鳴海の水は大洞山から地勢に従って幾重にも落下しており、高いところから眺めると、露が集まってできたように見える。

鳳鳴海はまた一面の石の海で、観光スポットの南岸に奇石の群がある。奇石の群は南北の長さの約600メートル、東西の幅の約100メートル。奇石は自然風景と一体に繋がり、山を背に川に臨んだり、水に横になったり、でこぼこしたり、平らになったりして、様々な姿をしている。鳳鳴海観光スポットの西の入り口には中国最大の庭園景観石「鳳鳴石」があり、この石は全体的に不規則な長方形を呈しており、石の上に隙間が縦横に走っていて、自然で美しく、形は鳳凰に似ており、右上の角には透かしの隙間があり、一見に値する。

 

紫の海と青い山、ラベンダー荘園

ラベンダー荘園は淮海地区において唯一、専門的にラベンダーの栽培に従事している荘園である。百ムーのロマンチックな花海、世界中の各種のバニラが栽培されている。荘園の中では、四季のラベンダーとバーベナの栽培面積が一番大きく、バーベナの花海はラベンダーの花海と隣接しており、ラベンダーと同じく紫色の花であり、花の季節の繋いでいるため、紫色の花海の鑑賞時間を延ばすことができた。荘園は陶淵明式で田園に戻って隠居するライフスタイルを基調にして、古風で典雅な建築にオリジナルな陶器、石器、木器などが飾り付けられ、原生態の花や草、樹木とお互いに引き立て合い、花畑にロマンチックな色彩でいっぱいで、本当に自然と人文の完璧な融合を実現させ、人々が立ち去りたくなくなる。

花見のほかに、伝統工芸を受け継いだ陶磁器作り、古風で上品な美しい田園宿、のんびりとした田舎バー、味わいが尽きない生態美食などもある。いずれも田園に帰って、リラックスした気分を味わい、夏の花海のロマンチックを楽しむことができる。

賈汪では、人々は都市の鉄筋コンクリートと車の絶えない往来を離れ、心身がリラックスし、自然を味わうことができれば、足の向くままに花海を散歩して、花とともに思いを馳せることもできる。人々は忙しい生活や仕事の中から身を抜き出して、いい気持ちを手に入れ、悩みを忘れ、素朴で静香がひと時を過ごす。