秋冬の南京、癒しの旅

空は高く晴れ渡り、プラタナスの葉が色づく……南京の秋がやってきた。目に映る自然は色鮮やかで、秋の韻情豊かである。喧噪を離れ、雅な南京を楽しもう。秋が過ぎ、冬となれば、温泉で心身を癒してください。南京で幸せがあなたを待っている。

豊かな景色を求めて

9月の秋雨の後、紫金山東南の麓に、千年の歴史もある古刹霊谷寺は金木犀の香りでいっぱい。山中にはそのモクセイの香と秋の涼しい息吹が漂うのは観光客に目を引いているのである。境内の無梁殿の東側には「金陵桂花王」と呼ばれる金木犀の木が植わり、樹齢は100年も越える。そのほか、自然に形成した木犀のトンネルがあり、中から通ると、人々の体にも木犀の香りもつけられ、長い間に散らないのである。

霊谷寺では詩的な秋に会えるというと、石臼湖では最もロマンチックな秋に会える。地下鉄S9号線に乗り前に進めば、雲も山も湖面に映し出し、水天一碧。水はまるで鏡のように空を映している。夕暮れの時なら、夕焼けは水面も染められる。光影の変化中、石臼湖は一編の絵巻物のように彩っている。

歴史と文化を訪ねる

文采書屋は夫子廟隣りの長楽路に位置する。普通の本屋とは違って、文采書屋は20世紀初頭の洋館の外観をしている。中に入ると、カフェ、読書コーナー、文創商品の棚が揃っている。ここで南京特色のお土産を買って、友達や親類に旅行の面白さを分かち合える。

或いは南京秦淮区鈔庫街にある秦淮非遺体験館へ無形文化財の魅力を体験してもいい。非遺館全体は3階に分けられ、金陵グルメ、伝統曲劇、または漢方医などの展示や演出もある。ここでは自分で無形文化財の工芸品手作りをしたり、曲芸の演出が楽しんだり、金陵の気韻が感じられる。

温泉で心身を癒す

江寧区の湯山温泉は中国で、唯一のヨーロッパ、日本の国際温泉認定を取得している温泉である。ここの温泉水は30以上の健康にいいミネラルが含まれる。湯山の魅力は温泉ばかりでなく、サイクリングや田園風景、素朴で滋味あふれる料理も満喫できる。

秋は寂しい、冬は寒いとはよく人々に言われているが、南京はいつもサプライズを与えることができ、早く南京へ旅に出かけよう。