重大発表! 入国後の集中隔離とPCR検査が全面撤廃

2023-01-12

12月26日夜、中国国家衛生委員会は「新型コロナウイルス感染症に対する『乙類乙管』実施に関する全体案」を発表、中国-海外間の人員往来管理最適化について打ち出した。

まず、中国訪問者は48時間以内のPCR検査で陰性の場合、その検査結果を税関の健康申明カード(健康説明書)に記入することで、中国在外公館へ健康コードを申請することなく、中国入国が可能になる。陽性だった訪問者は、陰性となったのち、再び中国に入国することができる。

つぎに、渡航者全員に入国後行われていたPCR検査と集中隔離は撤廃される。健康状態の申請が正常で税関の一般検疫で異常が認められなかった者は、そのまま一般社会に入ることが許される。

そして、「5つの1政策」(一つの航空会社につき一つの国、一路線、一週間一フライトに限る)と搭乗率制限等、国際旅客便に対する数量制限も撤廃される。

航空各社は引き続き機内での防疫に努めることが求められる。乗客は機内では必ずマスクをすること。

最後に、復工復産(工業産業の回復)、ビジネス、留学、親類訪問・一家団欒目的での外国人の中国訪問スケジュールの最適化を一歩進め、相応のビザを発行する便宜を図る。水路・陸路の旅客運搬出入国事業を一歩ずつ回復させ、国際的なコロナ情勢と各方面におけるサービス担保能力を鑑みながら、中国公民の出国旅行を秩序持って回復させる。このほか、国家衛生健康委員会公告(2022年第7号)はさらに、「新型コロナウイルス肺炎」の名を「新型コロナウイルス感染症」へと変更し、「乙類乙管」を実施すると公布した。また、国務院の承認を経て、2023年1月8日より新型コロナウイルス感染症に対する「中華人民共和国伝染病防治法」の甲類伝染病予防、管理規定が解除されることになり、以上に述べた入国措置は1月8日から全面的に実施されることになった。