「運河十景」から蘇州を見る(三)

「運河十景」シリーズの中で最後の「三景」を皆さんに紹介したい!「運河都市」である蘇州にはよく知られている運河景色がまだまだあるよ。チャンスがあれば蘇州へ運河十景を自ら見てみよう~

一.宝帯橋:川に横たわる虹

宝帯橋は長さ316.8メートル、53の穴が連続しており、現在、中国国内で最長で、最も多くの穴を持っている古代の石橋である。遠くから大運河に浮かぶ帯のように見える。

中国の典籍『旧唐書』によると、当時、蘇州知事の王中舒は、船を引く人足に同情して助け、食料を順調に輸送するために、自分の翡翠ベルトを寄付し、宝帯橋の建設の資金を調達した。実用的な価値を確保しながら、蘇州の人々に独特の景観を残した。

二.石湖五堤:春風と夜月を満喫

石湖は太湖の湖湾のひとつで、七子山とともに蘇州の「四隅山水」の南西の景色を形成している。歴史的には「呉地の風景には、石湖が一番」という説がある。水面には呉堤、越堤、石堤、楊堤、范堤という5つのダムがあり、范公祠、楞伽塔、越城遺跡、行春橋、上方山国家森林公園(蘇州動物園含め)などの観光地が点在している。

三.平望・四河合流:運河鎮江南風情を味わう

北京・杭州大運河はここから南の銭塘江まで3つの川に分かれ、太浦川と合流したということによって4つの川(大運河、旧運河、太浦川、頔塘河)の集まり、鶯湖八景などの景色が形成された。蘇州も水運の時代の「巨鎮」になった。