私と南京民国時代建築物の出会い

はじめに:

南京市にとって中華民国時代は歴史的重要期間で、南京の都市景観の形成に大きく影響を与えた。南京を訪れたならそれぞれ時代背景を持つ民国時代の建築を鑑賞し、 “博愛の都”の歴史を直に感じよう。

本文:

南京は豊富な文化遺産があり、特に中華民国時代に首都としての二十二年間で多くの有形無形の文化遺産を残した。政府機関、高等学校、外国公館、名人邸宅、休暇娯楽の場所など中華民国時代特徴の建築物が町中のあちこちに見かけることができる。

1912街区(かいく)

南京1912街区は総統府に隣接する中華民国建築物の特色を持つ商業エリアである。19棟の中華民国時代の建築で構成され、現在はレストラン、バー、カフェなどに改装されており、どのお店も個性的で快適な環境になっている。

南京1912街区は中華民国時代に南京の最も有名な政治家、学者、著名人などが集まる場所で、中国と西洋文化が融合する場所であった。中華民国時代の建築や社会風習などの中国と西洋が調和した雰囲気が今にでも残っており、レトロモダンな雰囲気を再現したこのエリアは一味違う観光が出来る。

頤和路(いわろ)

頤和路外国公館エリアは200棟ほど中華民国建築風の庭付き別荘が建ち並んでいる。ここは中華民国の歴史の縮図であり、中華民国建築の芸術展示エリアでもある。

南京で代表的な中華民国建築エリアとして、頤和路はかつて国民党の軍隊と政府要員、社会的著名人や外国高官などの邸宅が集中した高級居住区であった。

中山陵音楽台

中山陵音楽台は南京市鐘山観光エリアの中山陵広場東南方向に位置し、1932年に建設され、主に式典の音楽演奏や集会講演などに利用されている。

中山陵音楽台は自然環境や平面配置を考慮し、立体的な形作りで古ギリシャ建築の特徴を引用し、壁や舞台などの細かい部分は中国江南の古典的庭園表現の手法を盛り込んでいる。その結果、広々とした空間効果を作り出しながら、細かく美しい繊細な雰囲気を作り出し、大自然と建築の融合を実現している。