河と海に囲まれる 秀麗な南通

はじめに:

濠河に囲まれる南通は深秋になると、両岸は金色の世界になり、この工業町は普段とは異なる風情に変身する。南郊外、多くの古跡がある狼山は一層秀麗になる。東部の呂四漁場は「開漁祭」を迎え、沢山の収穫で魚師達は笑顔いっぱいで、喜びの雰囲気が溢れる。

本文:

江蘇省東南部に位置する南通市の東は黄海、南は長江、そして226キロの長江線があり、「黄金海岸」と「黄金水岸」両方を持っている。それから、上海と蘇州は長江の向かいという好立地にあり、経済が発達しているので、また“北上海”という美名がある。

人を酔わせる秋の風情――濠河

濠河は元々南通城の外堀であった。歴史資料によると、西暦985年から城を建てられる時から河があった。中国現存の4つ外堀の一つである。九月の南通はちょうど江海観光お祭り期間なので、濠河の船は新しく飾られて、夜になると豪華な花船に乗ってナイトクルーズする。両岸はライトアップされ、幻い光の中、満足できる旅を過ごす。水辺にある古き東屋楼閣を巡り、夜の南通はまた昼と異なる美を表している。

山に上って、古跡を眺める—狼山

“狼山”という名をするが、狼はいなく、ただ風景秀麗で、揚子江の景色を眺める仏教の名山である。狼山の一番高いところは100メートルぐらいしかないが、地勢の低い江海台地に位置するので、既に厳かな“江海山第一”である。狼山にはまた“南通園博園”がある。秋はここで“レジャーエコ観光お祭り”を行い、キャンプ、ミュージカルお祭りなど面白いイベントに参加できる。狼山にある“嗇園”は伝統的な江南庭園の建築式であり、秋になると、ここでお花大会が行われる。古典で雅致な庭園でお花見をするのは、日常生活の悩みを忘れ、心をリラックするいい方法ではないか。

魚収穫の喜び―呂四漁場

九月の中旬、3ヶ月半の休漁期(魚取るのを中止すること)の後、呂四漁場の“開漁お祭り”を迎える。2000艘あまりの漁船が港にとまっていて、出発の時を待っている。海を出る前には賑やかな“祭海”がある。人は蝋燭と爆竹をつけて、食べ物を海の中に投げて、無事に帰ることと収穫満々のことを祈る。12時になろと、船が動き始め、元々静かな呂四漁場は一瞬沸騰したように。埠頭から賑わく人の声と音楽、爆竹の音が一緒に爆発し、場面は非常に壮観である。