美しい田舎で悠長な夏休みを楽しもう

 たまにはときめきが足りない日常から抜けだし、田舎で羽目を外し、この夏の最も自由な風に当たっていこう!南京の佘村で金陵古韻を吟味したり、連雲港の西連島村で磯の香りを楽しんだり、また、揚州の沿湖村で漁民の生活を体験することもできる。この夏はぜひ江蘇省に来て、最高に美しい田舎で自然と触れ合おう。

南京佘村

佘村は江寧区東山街道に位置し、山に囲まれ、景色が綺麗、昔から「金陵一の古風村」の美称がある。夏の佘村は、重ねている青い山々、整然と広がる畑、緑でいっぱいである。村を歩くと、青黒いレンガや瓦の建物に素朴さや静寂さを感じ取ることができる。ここには南京市文化財保護地として、明、清の時代の建物である潘氏住宅や潘氏宗祠など数多くの古跡があり、奥深い庭園や景色に思わず足を止め、じっくり味わいたくなるのである。

 熱い日差しの下、黄金色のひまわりは静かに咲き始める。青い空、白い雲、緑の樹木、金色のひまわり……どこを撮っても、色鮮やかな油絵のような写真は手に入れることができる。また、ここには綺麗な蓮もある。清楚な葉と可愛らしい花、ほのかな香りが漂い、夏ならではの風情がある。夜になると、セミやカエルの鳴き声が響き、色とりどりの灯火が点々と村を飾り、のんびりとした田舎の時間が流れていくのである。

連雲港西連島村

西連島村は江蘇省最大の島「連島」の西側に位置し、海に囲まれ、綺麗な環境や景色に恵まれ、2020年に中国郷村観光重点村に認定された。

 漁民の住宅は山に沿って建てられ、階段的に隙間なく重ねていて、島が民居に包まれているようになっている。港には漁船が数多く泊まり、海の風で、磯の香りが漂う。西連島村には濃厚な漁村ならではの雰囲気が満ち溢れている。ここは漁村民宿、漁業資源、海洋文化を頼り、創意文化体験や海鮮グルメ、レジャー釣り、海の特徴のある民宿などの複数の機能を一体化にする村であり、さらに、レジャーステーションや物語館、文化体験館などが増設され、漁民の暮らしを思い存分に体験することができる。

揚洲沿湖村

 揚洲市沿湖村は漁業資源が豊かな邵伯湖の西の畔に位置し、揚洲市唯一の住民が全て漁民である漁村で、「国家級美しい漁村」や「全国郷村観光重点村」などに認定されてきた。ここは河川や溝渠などが交差し、澄んだ水が流れまわし、秀麗な自然に恵まれている。真夏になると、池一面に蓮は咲き誇り、風に揺れながら、ほのかな香りが漂う。「漁家荘園」は一面の花や緑の植物に囲まれ、絵のように美しい。

 真夏の日、ここは避暑やレジャーを楽しむのに最適な場所である。ここで散策したり、湖の畔でサイクリングしたり、漁民の魚捕り作業の様子を見学したり、また、ツーリングもできる。疲れてきたら、現地特色のある漁民の麺食やおかずを堪能し、ゆったりとする漁村の生活を楽しもう。