「人の海」に巻き込まれたくないなら、この南通市にある江と海の風情が溢れる宝の小町に来てください。遊べて、食べられて、お金も浮く

 国慶節の七日の連休を控え、皆さん、今からも出かけたくてうずうずしているだろう?しかしながら、今までの国慶節期間中の旅行に必ずと言っていいほど,「人の海」、「車の海」と遭遇し、仕方ないな~と思っているのだろう。実は、江蘇省の南通市にあまり知られていない宝の小町がある。ここには、蘇州に負けない絶妙な園林、水と城の独特なコンビネーションによる都市風貌、さらに、「長寿の秘訣」が潜むオリジナルグルメもある。ここは南通市の如皋市(じょこう-し)である。

 もう国慶節の「人の海」に遭いたくないと思うあなたは、二日だけでいいから、ここに来れば、心身ともに癒される「ゆとり旅」ができるはず。

下記の通り、如皋一泊二日の観光コースを用意しており、国慶節の旅を思う存分に楽しんでください。

DAY1

集賢里→定慧寺→内外城河景観ベルト→靖海門→安定広場

DAY2

水絵園→スペシャル長寿の宴→東大街→中国長寿城→江蘇花木大世界

如皋は名の通り、「水際にある高地」で、海や江に控え、上海にも近い。南に長江、東は黄海に臨み、豊かな水資源に潤わされ、江海の風情があれば、素朴で誠実な民風もある。烏鎮や周荘など古鎮のように名がよく知られることがなく、控える様子で長江デルタの北側に身を潜め、賑やかではないが、かえて悠々自適な暮らしの雰囲気に包まれている。 

DAY1

1集賢里

集賢里は「江蘇十大名人の故居」の一つであり、如皋の歴代名人の多くは「集賢里」と縁があるという。

2定慧寺

                                                △ 国家AAA級景勝地、江蘇省文化財保護対象

 定慧寺は如皋古城の南東の隅に位置し、これまで1400年以上の歴史を有している。定慧寺の全貌を見ると、緑の水に囲まれ、赤い楼閣が殿宇を囲み、表玄関が北向きに設置され、この世に珍しい独特なスタイルを持つ千年の古刹である。

3内外城河景観ベルト

                                                                      △文昌閣

古城如皋には内と外の城河は二本流れている。外は円形、内は角形で、古銭の形に似ており、「水環城、城包水(河と城が囲まれ合い)」という奇妙な景観となっている。昼、両岸の白い手すりは延々と曲がりくねり、白龍がうずくまっているように見え、夜になると、点々と光る灯火は星のように美しい。ここでは、船を浮かべてもいいし、ただ畔で休んでもいい。

4靖海門

靖海門は如皋東門の外河の西側に位置し、雄大で立派な外見は城河の緑水や樹木と映り合い、趣のある景色となっている。夜の靖海門の上で、色の剥がれた亭楼、薄暗い門洞を見ると、数百年前の明王朝の時代に引き込まれていく気がする。

5安定広場

 安定広場は如皋の文化集散地であり、省級無形文化財である「如皋凧」はここで見られる。如皋凧の代表といえば、「活鷂」と「板鷂」であり、さらに、折り畳み式の凧とステレオ凧は中国初のものである。如皋に来るなら、ぜひ一度、爽やかな秋風に「便乗」して、凧揚げを楽しんでください。

DAY2

1水絵園

 「天下名園」と呼ばれている水絵園は古城如皋の北東の隅に位置し、敷地面積は約30万平米で、ここから「水絵園」、「水明楼古建築群」、「中国如派盆栽園」、「匿峰盧」、「逸園」、「中国如皋長寿博物館」など多くの観光スポットを見渡せる。園内の自然風景は水に映り合い、静寂閑雅な雰囲気が漂う山水画のように見える。

2スペシャル長寿の宴

如皋は世界六大長寿の里の一つであり、長寿の秘訣は日頃の食習慣にある。その食習慣は「雑、野、淡、鮮」の四文字にまとめられ、それは、野菜を中心に、五穀や果物など栄養バランスはちゃんととれた食事をすることである。

3東大街

 東大街は古城如皋の北東の隅に位置し、南宋に初めて作られた街区である。街道沿いの建物は主に清の末期と民国初期のもので、その中に明、清の建築も散在している。街区には多くの文化財や旧跡、百年物の老舗も点々としている。

如皋公立簡易師範学堂は1902年に創設され、中国初の師範専門の公立学校である。100年以来、創設当時の姿や場所、方針が変わらず、「師範教育の生きた化石」と呼ばれている。

4中国長寿城

中国長寿城は如皋市街の西郊外に位置し、ここでは「天下第一の大寿星」や「世界最大の青銅碗」としてギネス世界記録に認定されている世界最大の万寿百歳碗、水幕映画、中華長寿博物館など観光スポットが見られる。

5江蘇花木大世界

 如皋の花木盆栽業は北宋に始まり、明、清の時代に盛んになった。今現在ここにある花木盆栽の栽培面積は約20万ムーに達しており、華東地域における最大な花木盆栽輸出基地となっている。盆栽鑑賞エリアの総面積は約1000ムーで、四季は春の如き、景色は画に似たり、「中国花木の都」と呼ばれる如皋のブラント代表地である。

如皋一泊二日の観光ガイドは上記のように入念に用意してあり、早く「お気に入り」に追加して、国慶節のお出かけを準備しょう。