東台黄海森林公園のイチョウからの招待状をどうぞ

イチョウが徐々に染まると、見渡す限りの金色の世界が広がる。美しい木々の葉を鑑賞する季節がまた巡ってきたのだ。東台の黄海森林公園には5.5キロのイチョウの回廊が隠れている。今すぐ足を運び、その息を呑むほど美しい景色を目に入れ、美しい“黄”運を感じてみよう。

11月に入ると、イチョウの木々はゆっくりと金のマニキュアを塗り始める。鮮緑がそっと姿を消し、濃厚な初冬の気配が強くなっていく。黄金の葉で満たされたイチョウの枝たちが交錯し、重なり合いながら、初冬の陽光に煌びやかに照らされる様子は、非常に眩しいものである。

風がそっと吹くと、木々の香りとともにイチョウの葉がひらひらと舞い落ちる。その様子はまるで羽ばたく蝶のようだ。そっと地面に落ちたあと、葉は土に混じり、そして静かに眠りにつくのである。

初冬のロマンは自由に落ち行くイチョウの葉から始まる。イチョウの木の下では、美しくゆらゆらと舞う姿が目に映る。くるっと踊っては、飛び上がり、さっと着地する、そんなダンスを披露してくれる。

陽光の下、目を射る金色の輝きのなかには様々な色彩が同居している。これぞまさに視覚の喜びである。積もった落ち葉が立てる“かさかさ”という音、これは聴覚の共鳴である。子どもを連れて「イチョウのお出かけ」に出て、一緒にイチョウの木の下で落ち葉を拾い、季節の変化を感じながら、舞い落ちる葉の音に耳を傾けてみるのもいいだろう。

交錯する光と影、胸を打つ色彩のなか、黄金が敷きつめられた黄海森林公園の道を共に踏み歩こう。そしてのんびりとしたロマンを体感しながら、イチョウの葉の間から指す暖かな陽光を感じてみよう。