海州五大宮調

海州は江蘇省連雲港市の古称であります。海州五大宮調は中国明・清時代の俗曲における貴重な遺産であり、中国の漢民族の民間音楽ひいては民間の話芸の研究に対する実証として貴重な価値があります。海州五大宮調は長調と短調に分類され、長調は婉曲で繊細、リズムがゆったりしていて、歌っている時は字が少なくて腔が多く、一回歌うと三回ため息をつくような感じがします。短調のリズムが明るく、字が多く腔が少なく、叙事に長じています。長調と短調は単独で歌え、セットでも歌えます。