「水の趣・江蘇」がハンガリーとルーマニアへ

2024年6月17日から20日にかけて、江蘇省文化と観光庁の代表団がハンガリーとルーマニアを訪問し、「水の趣・江蘇」文化観光ブランドの国際的な認知度と影響力を高めるための交流・プロモーション活動を行った。

6月17日、「水の趣・江蘇〜博物知旅」文化創意・版画特別展および博物館交流会が、ブダペスト中国文化センターにて開幕した。本特別展は、江蘇の歴史的文脈を体現する文物（文化財）を軸とし、図文と実物を組み合わせた展示形式で、江蘇省の各時代における貴重な文物を文創製品として紹介している。これにより、江蘇の30万年にわたる人類史、8000年の文化蓄積、5000年の文明の発展、2000年に及ぶ呉韻漢風の伝承、そして1000年以上にわたる錦繍江南の繁栄の歴史を生き生きと語りかける。会場には厳選された40セットの文創製品が展示され、多くの来場者が足を止めて鑑賞していた。

6月20日、「茶和天下・蘇韻雅集」文化観光プロモーションイベントが、ルーマニアの首都ブカレストにある中国文化センターにて開催された。本イベントは江蘇の茶文化を主軸に、深い歴史的背景と現代の茶旅融合の成果を生き生きと紹介するものだった。江蘇省が誇る豊かな観光資源と組み合わせて、名茶と名所の展示、茶芸の実演、試飲体験など多彩なプログラムを通じて、江蘇の魅力と人々の豊かな暮らしを立体的に発信した。また、同時に茶文化をテーマとした観光ルートも発表され、ルーマニアの人々に向けて、実際に江蘇を訪れて体験してもらうことを呼びかけた。

茶を通じて友を招き、物をもって道を伝える。文化遺産の力は、時空を超えて人々の心に深く響く。江蘇省がハンガリーとルーマニアで開催した文化・観光交流イベントは、多くの国際的な友人たちに中国文化の奥深さを味わってもらい、「水の趣・江蘇」の唯一無二の魅力を肌で感じてもらう機会となった。