「文化と自然遺産の日」江蘇メイン会場イベントが開催

2025-06-15

6月14日、江蘇省文化と観光庁(省文物局)および南通市人民政府の主催による、2025年「文化と自然遺産の日」江蘇省プロモーション展示イベントの開幕式とメイン会場での一連の関連行事が、南通市海門区にて開催された。

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開幕式は、華やかな非物質文化遺産のステージ「水の趣・江蘇賦」によって幕を開けた。古琴芸術・梅庵琴派の江蘇省代表的伝承者である倪詩韻氏が指先から紡ぎ出す古雅な旋律を皮切りに、泰興花鼓、花挑舞、周市の獅子舞、そして江蘇民謡「茉莉花」など、国家級および省級の非物質文化遺産プロジェクトが次々と披露され、江蘇の豊かな文化的底力が多様な芸術形式を通じて表現された。

会場では、2025年「文化と自然遺産の日」に向けた江蘇省全体の重点イベントとして、文物・非物質文化遺産それぞれ50件の主要行事が発表された。文物展や非遺の実演、学術交流、文化体験など多彩な形式を取り入れ、オンラインとオフラインを組み合わせた計1262件のプロモーション活動が展開される(文物関連404件、非遺関連858件)。市民は身近な場所で多彩な文化イベントを楽しむことができ、文化遺産保護の成果を広く共有できる機会となっている。

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同時開催された「水の趣・江蘇〜家のそばで楽しむ非遺」南通展示イベントでは、江蘇省内各地の代表的な非物質文化遺産100項目と、地元で人気のグルメ30品目を集めた大規模なマーケットが精心に企画された。「見る・味わう・遊ぶ・持ち帰る」が一体となった体験型空間と消費シーンを創出し、質の高い非遺資源を地域のすみずみにまで届けることを目指している。さらに、消費券の配布や共同プロモーションなどを通じて文化消費の新たな形を提案し、市民や観光客に実際の“お得”と文化の楽しさを提供した。