運河の文化の脈が育んだ遺産が新たに誕生、江蘇がまた国際賞を受賞!

2023-10-19

大運河は文明交流融合の重要な担い手であり舞台である。近日、第45回世界遺産大会「次の50年、未来の世界遺産教育に向けて」をテーマとするサイドイベントの期間中、2023「地球規模の世界遺産教育創新事例賞」(AWHEIC)が正式に公布された。江蘇省文化・観光庁、江蘇省文物局が連合で申告した5つの事例は、世界の100近い事例のなかでも抜きんでた評価を獲得、それぞれ「卓越の星賞」「探索の星賞」を受賞した。

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揚州・中国大運河博物館の密室ゲーム「大明都水監之運河謎踪」、「拙政問雅・夜蘇博」の没入式体験から、大運河国家文化公園デジタルクラウドプラットフォーム、南京城壁遺産保護、紫金草国際平和学校の教育事例に到るまで、江蘇省は最前線を鮮やかにリードする江蘇文化観光の良質な発展とブランドキャリア「中華民族現代文明建設における新経験探索」を一歩一歩打ち出している。

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中国大運河のゲーム「大明都水監之運河謎踪」遺産教育項目

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拙政問雅・夜蘇博:五百年の時空を越える出会い

会議の「卓越の星賞」に対する評価は、著しい成果や効果を出したクロスオーバー・モデルの創新、一定程度再現可能なモデル経験の形成、比較的突出したグローバル創新モデルの意義を備えていることである。「大明都水監之運河謎踪」項目は没入式「博物館+密室脱出」のクロスオーバー的新機軸、十分に活用された創意や科学技術などの手段で、遺産価値をさらに良く掘り下げ、伝えている。「拙政問雅・夜蘇博」項目は最小関与原則に従い、古典の境地とマルチメディア科学技術を一体融合させた、極致の中国園林芸術インタラクティブ体験である。

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顆粒帰倉――南京城壁遺産保護および活性利用公衆参与教育

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紫金草国際平和学校:世界遺産を守り、平和教育を展開する

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大運河国家文化公園デジタルクラウドプラットフォーム

会議の「探索の星賞」の評価は、深層価値とモデルの探索に力を尽くし、その場所に合った適切な遺産教育モデルの共同革新を実現し、グローバル創新モデルの意義を備えていることである。「紫金草国際平和学校」項目は歴史教育と平和教育を融合させて一体化したもので、全世界に向けて「平和の種」を蒔いている。「顆粒帰倉――南京城壁遺産保護および活性利用」項目は文物保護行動の社会展開に立脚し、人々の心でレンガを保護する思いやりの心のバトンをリレーし、城壁遺産の魅力を「送り出す」ものだ。「大運河国家文化公園デジタルクラウドプラットフォーム」はデジタル化の力を借り、文化観光産業を活性化、世界に向けて運河の物語りを語る一助になるものである。