高郵湖

水面が霧にかすんで果てしなく見える高郵湖は高郵の大地に散らばった明珠のようである。ここは風景が美しく、水が澄んでいる。秋冬の時期、白い葦の花は空を覆う雪のように見えて、黄金色の葦が揺れて一面に繋がる。まさに自然に戻り、帰真反璞の絶好の場所である。高郵湖は景色が美しいだけでなく、食べ物も美味しい。北宋に有名になった高郵上海蟹は蟹みそが濃厚で、食感がしっかりして、肉質も柔らかい。蒸しと煮込みのほかに、酔蟹、蟹肉まんじゅう、蟹黄汪豆腐などの様々な食べ方は独自の風味を持っている。高郵塩漬けアヒル卵も名を馳せる特産品である。湖に放し飼いにしたアヒルは小魚やエビを食べ、卵を産む。それゆえその卵を漬けると、色が赤くなり、油脂も多い。