晩秋初冬の狼山

秋の終わりと冬の初めにいきたいところを選べるなら、迷わず山の景色を選ぶ。イチョウの黄色、モミジの赤、山の斜面に森が一面に色付く。見渡す限り、至る所、景色は絵のようである。南通では、狼山は無数の南通人のとっておきのところである。

「狼山」という名前だが、狼山には狼一匹もいない。綺麗で広い川の景色が眺められる仏教の名山である。様々な樹木は気温の変化に伴って変色し、油絵のようなグラデーションを見せる。狼山の最高峰は海抜100メートル余りしかないが、平坦な江海平原では、立派な「江海第一山」と言える。

 

狼山は仏教の名山であり、山の中の「広教寺」は山に依って建てられた。山に登ると、順番に寺の異なる庭を遊覧することができる。この寺は非常に願い事を叶えてくれるため、毎日多くの参拝者が集まる。山頂まで登ると、「支雲塔」に参拝し、長江の川尻を眺めることができ、すごく壮観である。