鎮江南山、四季が味わえる!

鎮江都市部の南側に位置する南山は、素朴で奥深く、明るくて秀麗であることから「城市山林」とも呼ばれている。市街地から数キロ離れた場所にあり、山に広がるツツジ、四季を通じて絵に描いたような緑の竹海、秋から冬へ木々がすっかり色づいた山林、銀色の「都会の山林」……四季折々の風情があり、古くから多くの文人が滞在していた。

春限定の花見

明るい春の日に、心の中の夢と耳を撫でる春風を伴い、南山へ春の希望を抱きながら、枝に落ちた最初の日差しやせっせと蕾を出した花を見る。早春の南山はまるで詩のような、絵のようで、巨大な山には何百もの花が咲き乱れ、生き生きとしていて光り輝いている。ピンクで可愛いツツジ、清楚で上品な桜、クールな顔をしていながら、精一杯咲いている梅 ……空気も香ばしくなり、人をうっとりさせる。

夏の竹林秘境

7月の南山は青々と茂っていて、7月の竹林寺はさらに奥ゆかしく魅力的である。山の上に建てられた竹林寺は、竹林の奥にひっそりと佇み、周囲を竹林に囲まれていることからその名がついた。石段と踏み台、幾重にも重なる上り坂、旺盛に茂った竹林と高く伸びた古木、曲がりくねった道、非常に魅惑的である。風に吹かれた竹の海、目の前に一面に広がる緑。そよ風がしきりに吹く南山は、夏の暑さから逃れるのに最適である。

  

秋は美しく色づいた木々を眺める

10月になると、木犀の香りが香ばしく漂う。秋が始まると、雲や霞が散ったり集まったりする、落ち葉がいっぱいになり、木々が色に染まったように見え、複数の色が混ざって美しい。南山のカエデ、ヒノキ、イチョウなどの秋の木々は、緑から黄色、そしてオレンジ、赤へと静かに色づく時期を迎えている……遠くから見ると、まるで赤い雲が山の上にたなびくようで、壮観である。晩秋の南山に詩的に入り、生命の循環を感じ、太陽の暖かさを感じ、穏やかな秋風に爽やかさと明るさを感じてみよう。

酔清泉/撮影

冬は風花雪月を眺める

南山の春の景色が明るく、夏の特色が涼しく、秋の色が濃いとすれば、冬の景色はどうだろう。冬になると、南山は素朴で上品で高くそびえ立つ山の絵巻である。朝霧の中で、陽光がゆっくりと伸びていき、とても安らかで遠く見える。暖かい太陽に照らされている南山梅嶺は、白くて艶やかになり、さぞ美しい風景である。寒い冬の時期でも、独特の光景を見せることができる。

老馬/撮影

四季を通じて味わい、訪れたい南山。古代の賢人たちとの思想・文化的な出会いと、四季折々の美しさを堪能しに、この地を訪れてみてはいかがでしょうか。