靖江蟹黄湯包(タンバオ)

靖江の蟹黄湯包は数百年の歴史を持つ。薄い生地、たっぷりのスープ、綺麗で精巧な形でその名を知られ、江蘇省の無形文化財にも認定されている。蟹黄湯包は食材に非常にこだわっていて、上海蟹の蟹味噌と蟹肉、鶏肉の清湯スープを用いており,作り方も手が込んでいて、なんと三十を超える工程がある。

そうして出来上がった蟹黄湯包は、白雪のように白く輝き、紙のような薄い皮でほとんど透けている。少し揺らせば、中のスープも揺れているのが見えて、今にも破れそうだ。蟹黄湯包を食べるにはコツがあり、「軽く持ち上げ、ゆっくり運び、穴を開けて、まずスープを吸う」。この順番さえ守れば、真の美味しさを味わえるはずだ。

写真提供:江蘇微旅游