東関口歴史文化公園

東関口は「旧宿遷」のランドマーク的な存在で、水運関係の主要な港と貨物が出入りの集散地である。多くの歴史や文化があり、高齢の宿遷の地元民にとって、忘れられない思い出の場所である。

新しく建設・公開された東関歴史文化公園は、美しい京杭大運河の畔に位置し、多くの人々の記憶にある東関口の昔の賑わい、栄えている様子を蘇らせる。ここは明、清の時代の京杭大運河の宿関で、往来する船の検査や関税納入の役割を果たしていた。城壁に登り、そばで「宿関」の文字の旗が風になびき、遠く眺めれば、運河の上を行き来する貨物船が目に入り、思わず各地からの商売人が集まり、商船の帆が林立する繁栄したあの時代を思い出してしまう。

 

広大で立派な城壁、上品で古風な庭、東関口公園に踏み入れると、百年以上前に遡り、西楚大地の過去と現在が目の前に現れているような気がする。特に東関口の城門や主城門の南北の両側には脇門があり、その上には鏑楼が設置されている。目の前にそびえ立つ城壁を見れば、百年前の清の時代にタイムスリップしたような気分になる。

 

写真出典:視覚中国