旧建築のなかで生まれた文芸通り――小西湖

南京のシンボル老城南は南京人にとって懐かしい存在でもある。小西湖はそんな城南物語の新たな続編だ。改造を経た小西湖は伝統的な古い町並みの空間レイアウトや質感を保つと同時に、新時代の文芸の息吹を注入している場所だ。

青レンガと赤瓦のコーヒー店、中国文化と西洋文化が融合したブランチの良店、または書店と芸術が結びついた花迹・虫文館……どれも若者にとって絶好の華やかなお出かけスポットになっている。とはいえ、これらのお店の人気も城南独特の人文が持つ魅力の加護なしにはありえない。伝統と現代のコンビネーションが今ある独特の雰囲気を作り出しているのだ。

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旧建築そのものの価値は金銭の価値を超えるものだ。街の記憶であるこれらをいかに残していくかこそが、改修改造の意義となる。好奇心に目を光らせた観光客たち、そしてそのような観光客たちの姿を当たり前のものとして受け止めるようになったより多くの住民たちでこの通りは満ちている。彼らは互いに目礼を交わしながらそれぞれのやるべきことをこなしている。

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