下関火車主題公園

長江に近い南京老江口の鉄道連絡船桟橋跡地には、汽車をテーマにした公園――下関火車主題公園がある。この汽車のテーマパークは南は鉄道連絡船桟橋跡地、北は南京長江大橋に面している。ここには蒸気機関車が置かれている。かつて客車を引いた機関車は、今ではいったいどれほどの南京人の記憶を乗せているのだろうか。

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南京鉄道連絡船桟橋跡地は南京市鼓楼区下関地区に位置する。中国初の鉄道フェリーであり、長江の南北街道の要衝である。アジア初の鉄道フェリーでもあり、かつて1927年から1937年の10年間には中国十大工程の一つにも選ばれていた。ある日本の記者は『読売新聞』の紙上で「華麗であり立派、東アジアの無双の存在だ」と称賛している。

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公園は大きいとは言えないが、蒸気機関車、昔ながらの中国鉄道客車「緑皮車」が3両、そして旧式鉄道駅の待合室を模倣して構成された小さいながらも精巧なレトロ空間が設けられている。ここでは民国時代の好きな衣服を着て、時代の息吹を感じる写真を撮影することも可能だ。ほかにも、車両を改造して作ったカフェの中で静かに思い出に浸ったり、愛する人と手をつないで長江の畔をゆっくりと散歩して沈みゆく夕日のなかで夜の風を浴びたりするのもいいだろう。

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