周荘古鎮景区

全世界から「中国一の水郷」と称えられている周荘は、「世界で最も美しい街」(アメリカCNN)、「世界の優秀な生態景区」(国連)と称賛されています。歴史が長い周荘は中国の水郷文化と呉地(蘇州南部の太湖流域一帯)の漢文化を示す貴重な宝物です。

周庄の夜

周庄の夜は、光に関する科学技術により、清らかな川や湖、水の巷、小橋、老街、古民居、有名なお寺など幻の映像が作り上げられ、映画「大魚海棠」にある平行世界にいるようだ。さあ、一緒に夜の周庄を巡り、光のマジックショーを堪能しょう。

迢迢たる夜月、小橋の美しい景色

 「双橋」は通称鍵橋と呼ばれ、「世徳橋」というアーチ式石橋と「永安橋」という石の桁橋から構成されている。川の上に二つの橋は隣に佇み、清雅で個性がある。橋の上で少し歩けば、違う角度で周庄の夜景を見渡せることができる。処暑が過ぎ、秋月が見え時期に、橋の上に立てば、下に水、上に月、視野が広がります。

富安橋は周庄の市街の東の外れに位置し、江南水郷に保存された唯一の橋と楼閣の合体建築である。石橋の東西方向に階段が設けられ、真ん中の部分が平面となり、彫刻が施されている。橋の四角に橋楼が設置され、中には茶室やレストランなどがあり、観光客が休憩や景色を眺めることのできる場所となっている。

 太平橋は周庄古鎮の後港東口に位置し、城隍埭と蜆江街につなぎ、ひとつの孔を持つアーチ橋である。橋の本体に「蓮座」の彫刻があり、橋の穴に藤蔓が生え、穴が包まれている。

市街にある橋とは違い、太平橋の夜景はより静かで優雅である。橋の上から見下ろすと目に入る、灰色の壁に透かし窓、整然とした民家、流れる川の水などは「小橋流水人家」という古代の歌に描かられているような景色である。

船や風に乗り、夜の水巷に泊まる

船員が船尾で舵取りをし、この小さな船を操って、古い水郷を通り抜け、心身ともに水と光の景色に酔いしれる。船頭のろうそくの光が揺れ、船尾の舵取りが民謡を口ずさんで遠くまで漂い、古川の水は、婉曲迂遠に流れていく。

乗り方 :料金は220元で(一隻)、6人まで乗船可能。空いてる船に乗り合わせることも可能。

花の巷の夜に酔いしれ、雨の巷に没入する

周庄の花巷や雨巷はロマンチックなライトショーが行われる。夜の静寂な巷は、宮灯に照らされ、瞬く間に光り輝き、活気が溢れる。明るさと暗さが混じった花巷や雨巷を歩くと、夢のような世界に入り、詩人戴望舒の作品『雨巷』にいる気がする。

夜の古跡巡りで、古い時代を味わう

張庁は昔の裕福な家宅で、前後で七つの部分で構成され、部屋数が70室あまりに達し、内装には彫刻などで装飾され、極彩色に輝く。客間に飾られてある対聯の「籠は門の前を通し、船は家の中を通す」の対句はこの建物の特徴を鮮明に反映している。

夜の張庁は灯火が飾られ、喜びの雰囲気が溢れる。新婦を迎え、火の盆を渡り、新婦の頭掛けを取り除き、新婦を抱き上げるなど一連の結婚式の行事の中で、水郷の花嫁気分になれるのである。

水郷のグルメの味わい、水郷の宿泊を体験する

古鎮周庄を代表する料理は、水郷ならではの味わいで、柔らかくて程よい歯応えのある「万三蹄」やぷりぷりで旨みたっぷりの「白糸魚」、爽やかな「阿婆菜」、歯ごたえ抜群の「三味団子」などはほとんどのレストランに欠かせない料理である、この他、ほのかに甘い「豆花」や優しい香りがする「青団」など江南のデザートもある。夜の観光が終えたら、水際に建てられた旅館を選び、ぐっすり寝て、心を休めることができるだろう。