古運河揚州段

古運河揚州段は運河全体の中で最も古く、大運河の欠かせない部分となっています。現在の揚州市内の運河は2000年以上前の古邗溝路線の大部分と一致し、隋の煬帝が開いた運河と完全に一致しています。

春秋戦国時代、揚州は邗と呼ばれ、呉王夫差は長江の滔々たる流れがそのまま流れゆくのはいささかもったいないと感じ、人々に揚州の長江口に長さ100キロあまりの人口河道を掘るように命じました。悠々と流れる長江の水を引き込み、揚州に恩恵をもたらし、深い影響をも与えることとなりました。