焦山風景区

焦山は「鎮江三名山」の一つで、古朴で優雅な姿を持ち、長江で唯一周りを水面に囲まれ、かつ観光で訪れる事の出来る島嶼です。山自体の大きさは他の名山に比べると地味ですが、この山の最大の特徴は「江南一碑林」と呼ばれるほど焦山碑刻が現存している点です。焦山は「書道の山」とも呼ばれる事があり、その中でも最も名高いのが「碑中の王」と言われる『瘞鶴銘(エイカクメイ)』です。これは一人の隠者が死んでしまった鶴を思い残した文章で、左から右へ書かた筆は雄建で、歴代の書家達に深い影響を与えました。

古刹の梵音、沢山の古碑、古木は青々と茂り、焦山は春に色に染められ、水面の中できらきらと輝いています。フェリーに乗り焦山に足を踏み入れれば、寺院の楼閣が緑の山林に映える、独特の景色があなたを待っています。