北固山風景区

北固山は北が長江に面し、地勢が堅固であるため、北固山と呼ばれました。この山は三国時代の物語で名を馳せ、その遺跡をたずねる観光客を集めています。この山にある甘露寺の西側には詩碑があり、阿部仲麻呂の郷愁の歌『望月望郷』が刻まれています。阿部仲麻呂は、奈良時代の遣唐留学生であり、日中の文化交流における傑出した大使でもあります。唐玄宗は彼を高く評価し、要職に任じました。西紀753年、彼は鑑真とともに東に向かい、長江のほとりに停泊したとき、月を見て郷愁を覚え、有名な五言詩『望月望郷』を詠みました。