古くて新しい、江蘇の新しいスポット


江蘇省は中国対立の東部沿海地区に位置し、ここは中国の中でも包括的に発展を遂げた地域で、歴史、文化遺産も豊富にある。近代化された都市の中に、まだ人知れない古城の古路が通っており、観光名所を巡りながら、これらの古路にも足を踏み入れれば、新しくて古いスポットを体験できる。

塩城・安豊古鎮

塩城は江蘇省の東部沿岸部に位置し、早い時代からすでに開発され、漢王朝の時代には製塩と塩を河で運搬する小さな街となっていた。塩の運搬に使われた河畔には小さな街が生まれ、一部の街道や家屋は現在でも保存されている。昔からの人々はもう居ないが、しみじみとした雰囲気は残っており、これが安豊古鎮と呼ばれるようになった。

古鎮には保存状態の良い明と清の街道が2本あり、古南石橋が街の中心にあり、主に鮑式建築群が25万平米の大きさで広がっており、晋徽商人と江淮建築の融合は珍しい。古鎮の街道を散歩しながら、文人達の故居を訪れたり、友人へのお土産物を探したりしていると、古朴な明清時代の静かでゆったりとした平和な雰囲気を味わえる。

安豊は文化を育んできた場所でもあり、多くの芸術家や文学者がここから生まれました。彼らの多くの故居や古代塩管理官事務所等は観光スポットとして散見している。また安豊は宗教と文化が大きく融合した場所でもあり、串場河の近くには現在でも仏教やキリスト教の建築物がみられる。

泰州·彫花楼

泰州は人文が集ま、文化の香り豊かな都市である。雕花楼は泰州の特色の一つで、もしかすると蘇州で同じような風景をみたことがあるかも知れないが、泰州の高港雕花楼の精巧で美しい様はまったく遜色ない。

泰州高港雕花楼は清朝乾隆の時代に建てられ、幾度の戦火をくぐり抜け今尚保存されている。彫刻楼はその名の通り、様々な彫刻があり、その中でも「五福臨門」と「福如東海」が一番有名。

門の内側には一匹の銅銭で作られたコウモリと、外側には飛来した形の四匹のコウモリがいます。入り口には正面を向いたキリンの像があり、泰州人はこの木彫り像を五福臨門と名付けました。コウモリは「福」、キリンは「臨」を意味している。

柴墟水景街は雕花楼によって建てられおり、雕花楼を見学した後は、街の中を散策し、古い街の風貌を感じよう。千年古刹の長い鐘の音を聞きなが、高港区歴史文化展示館、国学啓蒙館、武進士の三大テーマパビリオンの中で泰州の伝统文化を理解する事が出来る。

無錫・恵山古鎮

太湖の真珠である無錫は、恵山の麓に位置し、文化財にも匹敵する寺院や、茶泉や泥人文化が集まる古鎮恵山は「野外歴史博物館」と呼ばれている。

古代中国では、血族主義の伝統が強く、巨大な家族を構成していた。彼らは祠堂を建て、先祖を敬うのと、独自のルールを策定し一族の問題に対処していた。古鎮内には100位上の祠堂があり、建築様式は様々で、石牌などが保存されて、100以上の姓氏の歴史と文化を伝承している。

恵山泥人はすべて職人の手作りで、山麓の黒土を使い複雑な工芸工程を経て作られる。最も有名な泥人は大阿福と呼ばれるもので、福高い寓意がある。

古鎮の泥人工房ではお土産を買ったり、職人と一緒に自分のお気に入りのキャラクターを作ることもできる。

古鎮の散歩を続けて、次は江南園林の景色を鑑賞してみよう。2本の小河が縦横にそれぞれ伸びており、河の両岸には茶室がある。疲れたら茶室で足を休ませ、お茶を一杯飲みながら、この場所の生活を感じてみよう。

徐州・戸部山古民家

戸部山は徐州の南にあり別名を南山と呼ばれる。古代から徐州では水害は頻発したので、富裕層がこぞって街から近い、戸部山に住居を構え、それが数百年続き、現在の古建築物群を作り上げた。

古民家は山にそって建てられ、北方と南方の建築様式が融合させた独特なスタイルを持っている。現在では600戸ほどが現存されており、中でも「戸部山八大家」と呼ばれる代表的な古民家がある。

後世の人が、余家と翟家を合わせて、徐州民俗博物館を作り、館内に各民俗文物が展示され、戯曲演奏や工芸品制作などのイベントも行われている。

戸部山には一冊の書籍である。様々な文化や名人を生み出し、多様性に富んだ戸部山は徐州文化の「根」であり、この場所では至る所に古代徐州の歴史が聞こえ、各朝文化が重なっている。