山と城、愛と感動、鎮江生活の百種の味 ——鎮江1 泊2 日文化・レジャーの旅

また新しい一年が始まる。観光情報は読者の皆様とお会いするようになったが、今年は旅行記の形で新たなページを開く。「江蘇遊歴」を通じて、旅行の見聞を共有し、旅行の日常を記載し、途中で聞いた話をお話したいと思っている。最初の旅行地は鎮江にした。噂での山林都市であり、静かに長江のほとりに佇み、江南の婉曲な雰囲気が漂っているそうであったが、本当にこの土地を踏んだ時、まったく違う感じがした。

基本攻略

交通

都市間の交通

鎮江は江蘇省の中部にあり、中国の南から北への重要な交通枢軸であり、南京からも上海からも多くの高速鉄道が運行されている。それぞれ1.5時間と30分かかる。

市内交通

タクシーの初乗り料金は9元で、バスは2元で、各観光スポットに到達できる。

宿泊

鎮江蘇寧ハイアットリージェンシーホテル

鎮江苏寧ハイアットリージェンシーホテルは鎮江の賑やかな商業中心地に位置し、室内設計は「江、水、塔、林」を要素にし、古典と現代を融合している。2つの空中レストランとエグゼクティブフロアは、さらに鎮江の全景を一望する理想的な場所である。

住所:鎮江京口区中山東路301号

電話:+86-511-88851234

► おすすめのグルメ

李嫂鍋蓋面:鍋蓋面は鎮江の伝統的な美食で、麺を煮る時、鍋に杉の木で作った小さいふたを入れると、出来上がった麺は芯があって味が染みる。各種の具をかけて甘くて非常においしい。一人当たり:20元 住所:西津渡小碼頭街92号

周家二小姐的菜:湖の物を中心とした自家料理で、二月の黄金カニ炒めの看板は看板。一人当たり:80元 住所:京口区中山東路288号八百伴七階

伝説と現実で漫遊

金山は『白蛇伝』の伝説に覆われているところで、当時の白娘子は夫の許仙を救うために、ここでお坊さんの法海と戦い、つい金山寺を水に浸してしまった。二人の愛の物語は人々を感動させ、よく語られてきた。

金山の門を潜ると、確かに神秘的な雰囲気が漂っている感じ。金山寺に入ると、線香の煙がまつわり、子猫たちがけだるく日光浴を浴びている。寺に線香をあげて、家族や友達のために祈ってもいい。金山寺は山に沿って建てられ、「寺が山を包む」風景があり、殿堂と階段が重なりあい、階段を上るのはまさに金山の懐に入るのである。

黄色の壁面をなでながら、千年前の息を感じ取ったら、偶然に1匹の野良猫が道を遮ってきて、いつも敬虔で善良な心を保つよう、戒めているようである。

七階八面の慈寿塔は金山のシンボルで、山頂にある。軒の下の惊鳥鈴は風に吹かれてチリンチリンと音を立てて、鳥や雀を歓迎しないようで、また歓迎曲を奏でるようでもある。塔の後は江天一覧亭で、欄干から眺めると、長江を見渡すことができる。この広々とした大きな川は高い山から勢いよく流れてきているが、鎮江を経由すると又落ち着いてきて、この都市の気質と同じである。

一目で千年の記憶

暖かい日差しを浴びながら、長江に沿ってかつての繁栄な渡し場である西津渡を探している。街の中には路床があり、段階的に唐朝から現在に至る路床の様子を見せている。街区の中央と同じように、1本の長い石畳の道があって、車輪に深く押しつぶされ、泥からタイルへ、石板から窪みへ、このただの5歩の距離は1000年以上の歴史を記している。時間はとっくに消えたが、同じ場所で、前人は離れたばかりなのに、もう私達はその足跡を踏んで、彼らのかいた汗を見ているようである。

麺屋さんの呼び売りの声が私達の考えを中断させた。ここはかつてCCTV(中国中央テレビ局)が訪問した李嫂鍋蓋面である。店のオーナーである李さんは熱々の麺鍋の前で一生懸命に麵を作っていて、沸騰したお湯と漂っている小さな蓋と一緒においしい鍋蓋面を作ってくれた。肴肉や香酢を少し入れて、熱熱とした麺は実にいい香りがしたわ。

焦山の秘密

焦山は長江で唯一の四面から水に囲まれている観光島である。焦山に定慧寺があり、山の窪みに隠れている。金山と反対に、「山が寺を包む」と呼ばれている。寺の中では800歳以上の古き銀杏の木も、池の中でのんびりしているアヒルも、太陽の日差しの下で横額を書いているお坊さんも、俗世と全く違う所に住んでいるようである。

焦山碑林には様々な書道の碑が陳列されている。元々は山の上にある懸崖に施した彫刻だが、その後2回も川の中に落ちてしまい、今まで5つの不完全な石しか残らなく、年代は不明で、作者は不明である。まだ謎めいた存在であるが、その芸術的価値は高く、「大字の祖」と呼ばれており、中国の書道史において、上から下への転換作用を果たしている。中国の書道芸術を研究する代表でもある。

気勢雄大な北固山

他の山に比べて、北固山は三国を背景にしてすごく勢いのある感じがする。色とりどりの東呉の古道と城壁に沿って山に登り、甘露寺を経由すると、かつて孫権がここで劉備を説得して妹を嫁にした後、劉備とどのように曹操軍団を破ることを計画した時のことを思い出した。山頂に到着してから、北固亭に登って、目いっぱいの景色を眺め、古人が北固山で欄干にもたれて長江の滔々とした雄大さを見てみると、やっと北固山がどうして「天下第一江山」と呼ばれているのかが分かるようになった。

ちなみに、千年前の遣唐使阿倍仲麻呂は故郷に帰る途中、鎮江を経由して詩『望月望郷』を創作し、故郷への思いを託した。現在、中日両国の書家が共同で書き上げた碑はここの山に立たれている。

おわりに:生活の百種の味

大西路から大市口まで、文化的な雰囲気の濃厚な山から街の路地まで、鎮江はどこへ行っても静かだった。タクシーの運転手は久しぶりに会った友達のように鎮江の変化を紹介してくれたり、バスの中のおじいさんはいかにも感情豊かに、鎮江の蛇についての伝説を話したり、お店の主人はご注文の手を止めて、午後の麺はもう手作りの味がなくなったからと言ったりしている。ここは歴史と文化の雰囲気が満ちている都市で、至るところに深い人情味が溢れている。都市にはいろいろな姿勢がある。鎮江生活の独特な楽しみをぜひ体験してみてください。

お薦めの観光スケジュール

Day 1

時間

スケジュール

9:01-9:27

南京-鎮江

-13:00

金山

-14:30

西津渡

-15:00

鎮江博物館

-17:00

北固山

宿泊:大市口(町の中心街)

Day 2

-12:00

中国酢文化博物館

-13:30

焦山

-16:30

大西路

17:40

鎮江-南京