潮干狩り、南通での1日“漁民”体験

南通は江蘇省東南部に位置し、江蘇省にある臨海都市の一つである。南通は「ゴールドビーチ」と「ゴールド水路」二つの水資源があり。長江岸線は226kmもあり賛美を込めて「江海明珠」という別名を持つ。

 

漁港の町——吕四漁港

吕四は南通啓東市に位置し、日本の神戸港からは約400海里しかなさそうで、1300年以上の歴史を持つ文化的な古街で、豊かな漁民文化が発展している。

吕四港は世界的に名高く、中国の四大漁場の一つにもなっている。毎年、漁獲期には、港に出入りしている漁船が千隻以上ともなる。2000種類以上の海産物があり、短時間で都市の食卓に届くようになっている。ここを訪れる観光客は海潮を観たり、漁曲鑑賞や。実際に漁船に乗り漁家生活を体験することが出来る。

ゴールドビーチ、ロマンチックな「ディスコ」

啓東に位置するゴールドビーチは非常に美しい海岸で、なんとビーチでダンスを楽しめる珍しい“海ディスコ”と呼ばれている。実は「海ディスコ」とは、潮干狩りでアサリを取る時に足で浜辺を踏みながらアサリを探す姿をおしゃれに表現した言葉で、アサリは砂浜の数センチ程度と深いところに育っている為、潮が下がるたびに、もぞもぞ動きだそうとして、次第に姿を現していく。

このタイミングに人々は砂浜に移動し、裸足で砂地に立ち、足踏みをする、するとしばらくしてからアサリは砂浜の表面に上がってくる。 ダンスと潮干狩りがセットになった楽しい体験をしてみませんか?

「決死の思いでフグを食す」

フグは「長江三鮮」と呼ばれるフグ、ジギョ、エツの3種類の魚の中で一番人気が高い。フグの内部器官には致死量の神経性毒素が含まれているが、死の脅威は美食の魅力を阻むことができない。別の見方をするとフグの魅力は、それの「殺傷力」によって作り上げられているとも言える。昔から、中国のグルメ達は、フグのような危険な美食の追求は止めることはなかった。

南通海安は、中国で有名な「フグの郷」で、世界最大のフグ養殖基地である。海安は既に無毒品種の育成が確立しており、昔のグルメが「決死の思いでフグを食す」という困難を解決するに至った。 フグの醤油煮は、特に美味しく柔らかい。フグの白汁は、濃厚で香り立ちが良く、白身は牛乳のように白い。他にも海安では様々なフグ料理が楽しめる。

南通では、古くからの建物が昔を物語、海は現代の活力を示している。一生に一度は、南通を訪れ、海風を感じて、美食を味わい、1日の「漁民体験」を楽しんでみよう。 きっと大満足する事間違いない。