高速鉄道に乗って揚州江都で待ち合わせしよう

静かで縹渺とした生態湿地もあれば、雄壮かつ特別な南水北調プロジェクトもある、それが中国の歴史と文化の名城――揚州江都だ。

江都という名は「長江と淮河の水がここで合流する」ことに由来する。域内では河や湖が入り交じり、東西を通揚運河が、南北を京杭大運河が貫いており、その豊かな水域環境のおかげで江南の優れて美しい風景と景観が数多く作り出されている。

江都の水利工事の要は、南水北調東ルートの第一站であり、「活水源頭、江淮明珠」(水の流れの源、江淮の掌中の珠)と呼ばれている。この壮大な事業を上空から俯瞰すると、揚水ステーションと閘門が相連なる様子は迫力満点であり、まるで水中の一匹の龍のようだ。また、現在、ここは偉大な業績として、水利に携わった代々の人々の治水成功の勲を刻んでいるのである。

喧騒を離れた白塔河生態度仮庄園では、静かで安逸な田園の緩やかな時間を心行くまで満喫することができる。青レンガと黒瓦が連綿と続く典型的な徽派建築は、力強さを感じさせつつも素朴で古めかしい。園内では、いろいろな種類のグリーン生態農家で野菜や果物を採って味わうこともできる。緑の草の上ではたき火がゆらゆらと燃え上がるのをよく見かけるし、火を囲んでひとしきり盛り上がる声をよく耳にする。……さあ、はやく高鉄に乗って揚州江都に足を運び、ゆっくりと見て回ろうではないか!