文明の相互交流と発展 文化施設博物館巡り――蘇州、無錫、揚州、南京5日ツアー

行程特徴
「人家尽く河を枕とす」蘇州から「江南水弄堂」無錫へ、そして東アジア文化の都揚州から六朝古都金陵まで、江蘇省の4つの街を股にかけ、江南文化、金陵文化、運河文化の薫陶を受けよう。また、それぞれの大博物館に足を踏み入れ、時間が歴史に刻んで残した痕跡を探し、中国の伝統的無形文化遺産制作技芸を自らの手で体験し、長い歳月をかけて堆積してきた江蘇の文明を深く理解しよう。
D1:上海の空港までお出迎え、その後蘇州へ
蘇州博物館、昆曲、蘇刺繍、網師園
まずは水の都蘇州に向かって江南風情を感じよう。最初は蘇州博物館を参観し、現代感あるシンプルな設計と中国式の審美感が結合した光景を味わおう。次に世界文化遺産網師園に入って、「小園極則」と形容される目と鼻の間ほどの空間に展開される古典園林の奥深さを感じよう。そして「百劇の祖」と称される昆曲に耳を傾け、その柔らかで繊細な優しさや婉曲ながらも遠くまで響く水墨調に浸ろう。最後に中国四大刺繍の一つ蘇州刺繍を体験し、針と糸の間で生まれる賑わいを見てみよう。


D2:無錫へ
梵宮、紫砂壺作り体験、恵山泥人形
無錫の旅は「東洋のルーブル宮」という美誉を持つ梵宮からスタートする。ここでは中国仏教の石窟芸術と伝統的仏教要素が融合した美建築を鑑賞しよう。また、自ら泥を捏ねて焼いて陶器を作り、綺麗で優雅な素焼きの急須「紫砂壺」を作ってみよう。同じく泥から作るものと言えば、ほかにも無錫では無邪気で可愛らしい恵山泥人形を鑑賞して、幸福の使者「大阿福」の吉祥文化を感じることもできる。


D3:揚州へ
京杭大運河、中国雕版印刷術と漆器工芸
大運河の起点となる街、揚州。この地を訪れたなら当然、京杭大運河の姿を一目見ることになる。船に乗って水上クルーズに出て、運河の各スポットを経由しながら揚州の奥深い文化的堆積を感じよう。その後は中国雕版印刷術を体験しに行って、この歴史ある技芸によってどのように書物が印刷されるのか見てみよう。また揚州は中国木胎漆器の発祥地でもある。種々様々の漆器と緻密な工芸、制作技芸も鑑賞しに行こう。


D4:南京へ
南京市博物館、六朝博物館、雲錦博物館
「六朝の古都」と称される南京は深厚な歴史と文化を秘めている。この古都を全面的に理解するために、まずは南京市博物館から取り掛かり、各時期各時代の文物の精華を参観しよう。そのつぎは六朝博物館だ。東呉、東晋、宋、斉、梁、陳の6つの王朝の変遷と文化を感じよう。最後は雲錦博物館へ行き、雲霞のように煌びやかな芸術品雲錦を鑑賞し、休みなく響く機(はた)の音に耳を傾け、南京の織布の美を感じてみよう。


D5:上海の空港までお送りします