“楚韻漢風 山水雲竜”無形文化遺産ツアー

ルート概要

「両漢文化なら徐州、徐州の歴史なら雲龍」。本ルートは戸部山歴史文化街区を主要ルートとして打ち出された“楚韻漢風 山水雲龍”無形文化遺産ツアールートであり、戸部山古民居、徐州民俗博物館、劇馬台、崔家大院という観光スポットのほか、徐州剪紙、徐州香包、徐州古民居伝統建造技芸、柳琴制作工芸、雲龍編物工芸、徐州糕点など50あまりの無形文化遺産項目を含んでいる。また、民俗無形文化遺産展示館、無形文化遺産伝習所、無形文化遺産研修教室などの拠点を創造的に融合させ、観光客に向けて徐州の両漢文化、大運河文化、明清建築文化、そして民俗文化を生き生きと表現する旅程を作り出している。

ルート:戸部山古民居-徐州民俗博物館―劇馬台-崔家大院

01戸部山古民居

昼間は戸部山をそぞろ歩きする。ここでは最古約2000年の歴史ある「彭城」の記憶を尋ねることが可能だ。徐州古城南門の外に位置する戸部山は明・清時代の建築風貌が完全に反映されている古建築群で、この地域の比較的高い建築芸術水準を代表する、大運河文化エリアの燦爛たる真珠だ。

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江南の水郷の秀麗さもあれば北方住居の重厚さもある風格多様な戸部山古民居は、「五省の大通り」、歴史文化名城の文化の品格の体現であり、さらには徐州の文化と歴史の変遷の縮図である。また、ここでは定期的に無形文化遺産フェスティバルイベントも開催されており、シリーズ企画である「無形文化遺産+文化クリエイティブ」「無形文化遺産+研修」「無形文化遺産+演芸」「無形文化遺産+フェスティバル」のクリエイティブな取り組みによって、徐州文化を生活のなかへと溶け込ませている。

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02 戸部山民俗博物館

戸部山民俗博物館は徐州地区の文化遺産を目的として収蔵、展示、研究および伝承を行う専門展示館であり、さらには徐州文化の縮図である。

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博物館の敷地内では民家が山に寄り添い水に臨んで並んでいる。これらの大部分は明朝の時代に建てれられたものだ。一つひとつの古建築はレイアウトが巧みで、南方建築と北方建築の精華を結合させており、「鴛鴦楼」の建築スタイルもあれば、壁を二層に分けて内層を土、外層をレンガで作る「内生外熟」の建築方式もある。

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また、博物館では当時の人々の生活用品や歴史的民俗文物の陳列、香包、剪紙、草編(編み物細工)など20種あまりの無形文化遺産項目の展示が行われていて、無形文化遺産の伝統技芸を自分の手で触れ体験することも可能だ。

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古民家の間には各種展示ホールが設けられており、昔ながらの徐州の濃厚な民間習俗、地方戯曲などの文化を感じながら、雲龍地区の特色ある様々な小喫と無形文化遺産グルメを味わうこともできる。

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03 劇馬台

劇馬台は徐州に現存する最古の古跡の一つで、蘇州の園林、南京の六朝石刻と並んで江蘇三宝とされている。劇馬古台は構造が緻密で、レイアウトは均整がとれている。園内の環境は優雅かつ静かで、心を静めて考え事をするのに向いている。

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劇馬台に足を踏み入れると、旗がはためき、まるで歴史の反響が耳元で響いているようだ。園内の六大展示ホールでは豊富な展示品と詳細かつ事実に基づいた歴史資料を通じて西楚の覇王項羽の一生および楚・漢の戦いの歴史について述べられており、一代の英雄西楚の覇王の立派な姿を知ることが可能だ。

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04 崔家大院

崔氏翰林府と呼ばれる崔家大院は戸部山一帯の大規模な官邸建築群を構成している。門をくぐって少し行くと功名楼だ。建物には高々と「翰林」という大きな額が掲げられており、見る者は思わず厳かな気持ちになる。

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ひっそりとした屋敷の間に入ると、古く素朴な壁と肩が擦れ違う。高い敷居を越えて一歩踏み入ると、まるで過去に戻ったかのような気分になる。

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崔氏一族の歴史を記録する崔家大院は、古城徐州の明清数百年の建築風貌を反映し、国家や民族の紆余曲折の社会進展を見届けてきた。まさに重厚な歴史文化を濃縮した史書なのだ。

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