南京シティウォーク、旧市街の花火と詩情に出会う

南京を歩くと、その多彩な色に気づくだろう。大通りや路地を抜け、賑やかな旧市街の雰囲気を感じ、桐の木に囲まれた黄色い壁や緑の瓦、輝くネオンと熱気あふれる夜の市場を眺めよう......この都市には、記録すべき素敵な瞬間がたくさんある。何かを目当てにする必要はなく、すぐ近くで詩的な生活に出会えるはずだ。

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西橋老街でパンクな南京に出会う

手前は灰色のマンション、その後ろは未来感あふれる紫峰ビルだ。西橋老街にたどり着いた瞬間、このSF感満載の画面が目に入る。絶好のロケーションとビジュアル効果に惹かれて、多くの写真家が立ち寄った場所となった。下町と賑やかさを繋いだ紫峰ビルを対象物にした写真も見事に人気を博し、サイバーパンク版の南京を見せてくれている。

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長さ550メートルの西橋老街は、長い間、鼓楼の奥地にひっそりと、そして控えめにたたずんでいた。建て替えが進んだ後でも旧市街の雰囲気が残っており、落ち着きがあり、生活感にあふれている。繁栄と素朴さが同じ画面に現れ、意外にもSNS上で話題となった。西橋には軽食店や麺屋がたくさんあり、花屋、本屋、洋服屋、スイーツ店も点在しており、近隣の人々の衣食住のニーズを満たしている。また、コーヒー、ドリンクショップやインスタ映えスポットが集まる場所でもあり、常に新しい活力に溢れている。夜になると、紫峰ビルのネオンが星空のように輝き、西橋の下町情緒と現代感がまた光と影に溶け合い、香港映画のような独特の雰囲気を演出する。

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民国の趣が漂う頤和路

民国の歴史を見届けた頤和路は南西から北東にかけて1キロ弱続く通りであり、時代の刻印が見られる。道沿いは緑に囲まれ、様式や特徴の異なる洋館が約100棟あり、当時の物語を今に伝えている。

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夏の頤和路は南京市民にとっての避暑地だ。昔の面影が残っており、道の両側には当時東南大学教授であった常家恵氏がパリ郊外から買い戻したプラタナスが生い茂っている。両側に並ぶ民国の住宅群には200以上の庭園別荘があり、かつては要人たちの集いの場だった。中国と西洋のスタイルが融合した2階建ての建物は青いレンガと黄色の壁、西洋式の屋根を持ち、時代を超えた優雅な趣を演出している。その中を歩くと、まるでタイムスリップしたかのようで、昔の賑やかさが古い映画のように目の前に現れる。

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南湖の賑やかな夜市

一日歩いて、小腹がすいたら、南湖の賑やかな夜市に行って、グルメを満喫しよう。夏の南湖は昼間よりも、夜のほうが賑やかなようで、洋服、靴、帽子、骨董品からおもちゃ、百貨店、軽食まで、どんな物でもある。その中を歩いていると、食べ物の香りが各方向から漂ってくる。ゴマをたくさんつけたパリパリのお餅、甘くてチーズが長く伸びるチーズトウモロコシ、クミンをまぶした焼き豚足、ネギと一緒に焼いた豚の腸......一口食べると、懐かしい満足感で心が満たされるだろう。

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南湖はのんびりとした雰囲気が漂い、夜になると、さまざまな生活シーンが展開する。おもちゃを買ったり、金魚すくいを楽しんだりする孫と祖父母、屋外の小さなテーブルを囲んで串焼きを食べたり、冷たいビールを飲む友人、散歩する家族……夜市をぶらぶら歩く人たちは、ついついペースを落として、食べ物の美味しい匂いを嗅いだり、屋台のグルメを覗いたりする。思いがけない出会いに喜びを感じることだろう。

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