通草花制作技芸

清の始め、康熙の時代、天下にその名を轟かせた揚州通草花は、民間で非常に広く流れ伝わっただけでなく、清朝廷への献上品として送られもした。中華民国の時代になると、揚州人はみなこの花を頭に戴く風習を持つようになった。

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揚州通草花は雲南一帯で盛んに生産される通草を原料とし、十あまりの工芸過程を経て、特色ある工芸品となる。柔らかな素地と美しく上品な色調は、本物の花と同じくらい優れており、「萎まぬ花」と称賛されている。

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揚州工芸花制作の歴史は悠久で、民間にとても深く根付いている。清の始め、揚州工芸花の職人は伝統技芸を基礎として、材料と工芸に大胆な創造性を発揮し、独特の風格を持つ揚州通草花を作り上げた。これは揚州の、ひいては中国の工芸花制作史上における重要なブレイクスルーであった。揚州通草花制作技芸は現在、江蘇省級の無形文化遺産の代表的項目となっている。