江蘇印象

呉韻と漢風

江蘇省は中国東部の沿岸部に位置しています。古代から魚と米の豊富な肥沃な土地として知られています。中国国内でも最も豊かで人口の多い都市のひとつです。江蘇省は揚子江デルタ地帯の一部です。西は安徽省、北は山東省、南は浙江省や上海市と隣接しています。また東には黄海があります。

江蘇の南北に顕著な差異があり、風情と趣もそれぞれ違います。江蘇省の南北区域の異なった特性を持っている区域文化としての呉、漢文化は、当地の自然地理環境の影響で、その歴史発展の過程で、各自の区域内において、自然を調和した文化のコアが形成され、「秀麗」と「雄渾」という南北の遥かにかけ離れた文化の特性が現れました。

江南は蘇州を代表として呉文化圏に属し、呉儂の軟語、蘇州の評弾、昆曲は最も典型的な文化表現形式です。そして、江北は徐州を代表として、言語と人的環境がまた全く別なもののように見えます。最も代表的なのは京劇の『覇王別姫』、琵琶曲の『十面埋伏』、新劇の『大風歌』です。そして、南北の境に位置する省都である南京は江南の婉曲と江北の豪放とともに備えています。

南北の民風

民俗文化において、江蘇は長江流域風俗文化圏の東部にあります。北部は中国伝統文化の儒学思想の影響を受けていますが、西部は鬼神を信奉する神秘的な楚国の風俗に感化されています。そして、南部では中国の江南地区の人々ならではの婉曲な雰囲気が漂っています。江蘇は民風民俗において、東西融合、南北とも受容されていたはっきりとした特色が強調されています。

江蘇の伝統的な祝日は中国の伝統的な風俗から伝承されてきたものですが、またはっきりとした地域的な特色に富んでいます。新年早々、南京の秦淮灯会は提灯や色絹で飾り付けられ、市民が街の中でのんびりと歩き回ったりして、いつまでも眺めていたくなるような気分です。清明の時節になると、姜堰の市民は「溱潼(チントン)会船」というイベントを行うことで、南宋時期における国の領土を守っていた将校と兵士のことを追悼します。陰暦五月五日、蘇州の市民は粽を作ったり、艾葉を掛けたりして、端午の平安と健康を祈ります。これらのような地域の特色のある江蘇の文化風俗習慣は、既に中国国家級無形文化遺産リストに入りました。

四季の珍味

江蘇は河川網が密接に分布していて、物産が豊かで、「魚と米の名産地」という美名があり、江蘇料理にも江・河・湖・海からの水産物が多く見られています。さっぱりとした新鮮な味で、しょっぱくて、ちょっぴりとした甘さがして、素材そのものの味が重視されています。

自然の恵みはもちろん時節で分けられています。春は長江から引き上げたフグ、ヒラコノシロ、長江エツ(河魚のひとつ)は最も評価の高い長江の幸です。「夜の露天美食、ザリガニとビールの組み合わせ」は江蘇の夏の風物詩です。盱眙ザリガニ祭りから徐州の伏羊節まで、まさに美食の集会です。陽澄湖の上海ガニは秋の味で、蘇州の月餅とともに秋の旬の味となっています。寒い冬になると、必ずヤムチャをいただいているようになっています。清茶一杯、そして三大定番惣菜――燙干絲(千切りの干し物の和え物)、カニみそ湯包(カニ味噌スープ入れの小籠包)、魚湯麺(魚の出汁で作った麺)――食べたら、一日中、寒気がしませんよ。

江蘇の四季、比類のない味です。

美しき江蘇

中国唯一江・河・湖・海を揃える省として、江蘇は豊かな水資源に灌漑されていて、華やかで多彩な自然風景を形成するということから、「水に恵まれている江蘇省」とも呼ばれています。南京長江大橋の下に、アジアで一番長い河川である長江は奔流となって東へ流れています。南北の境にある淮安の土地で千年大運河は静かに流れています。春の時節になると、秀麗な太湖の畔に花々が一斉に咲きだします。そして、秋の時節に、洪沢湖の畔は豊作な場面に切り替えます。連雲港、南通、塩城の沿海地域では、果てしない海の風景が見えます。

もちろん、江蘇には自然に恵まれているだけではなく、歴史の宝も埋蔵されています。西楚文化景勝地――宿遷は項王の故郷で、両漢遺風の代表である徐州漢文化観光区、世界文化遺産の南京明孝陵など、春秋戦国から、三国鼎立、明朝の盛況まで、時間の流れは江蘇の大地で途切れることなく、星のような数多くの歴史旧跡を残してくれました。中国では、江蘇省にある歴史文化名城が一番多いです。これらの都市はあなたがその過去の歴史を味わうのを待っています。

文化の江蘇

豊かな自然資源と民族風貌によって江蘇の文化観光活動に豊富多彩な素材を提供してくれました。季節に応じて、江蘇各地で盛大なお祝い集会を行っています。人々は旬の風景を鑑賞したり、旬の味を味わったり、佳節を祝ったりします。

春は花見の時節で、南京国際梅花フェスティバル(毎年の2-3月)、無錫黿頭渚桜花祭り3-4月)、泰州興化千島菜の花観光祭り(3-5月)などのイベントがあり、花々が美しさを競っているのが見えます。熱い夏になると、美食も避暑も同時に手に入れることができます。淮安盱眙ザリガニ祭り(6月)や連雲港夏観光祭り(7-8月)が一番のお薦めです。秋は収穫の季節で、蘇州の陽澄湖の上海ガニを取り始める節(9-11月)で、新鮮でおいしい中国淡水ガニをいっぱい食べないわけにはいかないでしょう。また、南通江海国際観光フェスティバル(10月)に秋の美景を満喫できます。寒い冬の時節、新年早々、中国最も盛大な伝統的な祝日――春節を体験してみたければ、南京秦淮灯会(1-2月)に行って、灯が赤々とともされる花灯を楽しんだり、蘇州の寒山寺で108回の新年の鐘の音(12月31日)を聞いたりしていいでしょう。

江蘇無形文化遺產
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