西渓で西渓と出会い、東台にて共に杭州文化観光事業の発展と未来を語る

2023-04-12

江南の絶景のすべてが隠されている4月の杭州。春風はのどかで暖かく、水はその美しさで見る者を酔わす。そして4月の東台では春を迎えた森が徐々に緑を茂らせ、林海のさざめきと鳥の声が織り成す歌が響き渡る。そんな「黄海の明珠」東台が西渓古鎮とともに「この世の楽園」杭州西渓を訪問し、西渓同士が邂逅、新潮流と詩の趣が巡りあった。4月7日、杭州市西渓景区にて「杭州で東台と出会う」「塩城文化観光100都市入選活動」2023東台文化観光(杭州)プロモーション兼文化観光産業投資説明会がつつがなく開催された。今回のイベントは、都市の垣根を越えた文化観光方面における交流と協力を促進し、杭州市民を心からフレッシュで味わいある東台の旅へと招待することを旨として、中国共産党東台市委員会、東台市人民政府、塩城市人民政府、塩城市文化文化広電・観光局を企画主体、東台市文化広電・観光局を実施主体として開催された。


今回のイベントには、浙江省文化・観光庁資源開発処副処長呉斌、杭州市文化広電・観光局文化・観光普及センター主任楊保福、杭州西渓投資発展有限公司副総経理陳俊、杭州市旅行社協会副書記長陳錦荣、塩城市文化広電・観光局副局長侯徳志、中国共産党東台市常務委員会委員・統戦部部長王顔勤、東台市委員会辦公室副主任・公文書館官庁左小平、東台市文化広電・観光局局長韓恵琴などの指導者たちが出席した。このほか、塩城各県(市、区)の文化広電・観光局の指導者および関連する課・室の責任者、東台市各景区の分掌指導者・運営責任者、杭州市重点観光企業(旅行社)の責任者、ニュースメディア記者、旅行業界で旅の達人とされるインフルエンサーなども出席した。

両者の出会いにより、歴史ある良渚文明は海塩文化に輝き照らされ、条子泥で群舞する渡り鳥は銭塘江畔の水鳥と巡り合い、黄海の森のさざめきは西湖のささやきに染み渡った。今回のプロモーション会は、東台、杭州で撮影されたフラッシュモブ・ビデオとライト・ショーがしばらく上映され、序幕が開いた。会では春の風景をまくらに、文化観光回復に立脚しながら、発展と協力について共に語った。塩城市文化広電・観光局副局長侯徳志、中国共産党東台市常務委員会委員・統戦部部長王顔勤、杭州市旅行社協会副書記長陳錦荣がそれぞれ挨拶の言葉を述べ、力を合わせて両地の文化観光業の相互作用を推し進め、資源交流にさらに力をいれ、文化観光を共に作り、ウィンウィンの協力を実現するという美しい期待を表明した。

会では、《尋》《守》《伝》と題した各文章が読み上げられ、三人の文化観光の守護者たちの物語が語られて来場者たちを引き込んだ。カメラマン孫華金は長いこと湿地や干潟に通い、条子泥のはつらつとした生命の息吹を写真に記録してきた。黄海森林作業員曹国華は自分の持ち場を十数年の間しっかりと守り、平原緑海の奇跡を見届けてきた。『天仙縁』の総監督高燕は巧みな構想と創意工夫により、古い神話と現代芸術を繋ぎ織り成した。これら普通の人々の物語を通して、来場者たちは東台の生態と人文をさらに深く理解し、愛に満ちた東台に心を動かされていた。

会場では、旅の達人果小桃が東台巡りの体験を深くじっくりと語り、東台の楽しく面白い遊び方を紐解き、それぞれの観光スポット――黄海森林公園、西渓景区、条子泥湿地、安豊古鎮にはどのような体験すべき注目スポットがあるのか、ひとつひとつプロモーションが行われた。興味を呼び起こす解説と優れたイラストや文章によって、来場者たちの心には東台に足を運んで花見や野遊び、海へのドライブ、森林巡り、バードウォッチングをしたいという果て無き思いが湧き上がった。

また、達人による観光スポットの紹介やプロモーションだけではなく、舞台劇『范仲淹』、歌劇『東台、你好!』、舞踏『天仙縁』などが上演され、没入型の感覚体験を提供し、来場者たちはぐるりと取り囲むパネルが作り出す東台の夢幻感、心に深く染み入る東台千年の歴史的蓄積を味わっていた。

ほかにも、旅行客たちが東台の美しさを深く掘り下げて体験しやすくするため、またスマート観光の実現を推進して東台文化観光の魅力を全面展開するため、東台文化観光界が丹精込めて作り上げた「遇見東台」(東台との出会い)スマートナビ・プラットフォームが正式発表された。スマートガイド、文化観光情報、ルートおすすめ機能などをメインとしており、観光客ひとりひとりの専属ガイドとしてオンラインかつワンストップの東台観光スマートナビサービスを提供する。

杭州から出ずとも東台への旅をスタートできる。そんな思いを込め、4月7日から8日には杭州西渓・栖悦城で東台興業イベントが同時開催され、杭州市民たちは東台の美しさを近距離で味わっていた。イベントは「西渓で西渓に出会う」というテーマを巡り、東台の特色スポットをインタラクティブに幾重にも体験するワンストップサービスを実現、無形文化遺産が集まる市を巡ることができるだけではなく、東台の特色グルメを味わったり、相互クイズや障害物レースを催したり、優れた贈り物を準備したりするなどした。会場ではイベントに引きつけられた多くの杭州市民や観光客が足を止め、参加していた。

今回の「浙江で東台と出会う」プロモーション会と興業イベントは、「塩城文化観光100都市入選活動」を構成する重要な要素であり、文化観光の回復を推し進め、都市文化観光の連動を増進するための有効な実践である。今回の活動は、塩城東台の文化観光ブランドの影響力をさらに拡大し、杭州と東台両地の文化観光事業の発展・創造のためのチャンスとなることだろう。