2023年「文化・自然遺産デー」 多種多様で素晴らしいイベントが江蘇で開催

2023-06-13

6月10日は2023年「文化・自然遺産デー」にあたる。江蘇省文化・観光庁(省文物局)と塩城市人民政府の主催により、2023年「文化・自然遺産デー」江蘇省系列活動と「水の趣 江蘇・無形文化遺産ショッピングフェスタ」オープニングセレモニーが塩城市東台西渓文化景観区にて開催された。本年の遺産デーは期間中、江蘇省を挙げて各地でオンライン・オフライン形式で1041項目の公演や展示活動が開催され、そのうち無形文化遺産イベントが607項目、文物イベントが434項目である。イベント会場では無形文化遺産および文物の50項目が宣伝展示の重点活動として発表された。

イベント会場では江蘇省第二期無限定空間無形文化遺産進景観区モデル項目の発表と授牌が行われ、「非遺進南京熙南里歴史文化休閑街区」など12の項目が入選、「非遺進徐州市文博園文化街区」など5つの項目が育成項目に認定された。また、20の「水の趣 江蘇」非遺逸品観光ルートが正式発表され、旅行客たちは現地訪問鑑賞およびインタラクティブ体験を通じて、江蘇の景観区・観光スポット、古鎮古城の古路地古村落内の無形文化遺産展示、演芸、文化クリエイティヴ産品、グルメをともに鑑賞した。江蘇省は積極的に文物を保護し利用する「江蘇モデル」を探っており、現場では文物ニューメディアによる優れた作品、文物事業の高品質の発展事例が放映された。

これと同時に2023年「水の趣江蘇・無形文化遺産ショッピングフェスタ」も6月10日から12日にかけて開催された。ショッピングフェスタは無形文化遺産工房や老舗を重点とし、省内それぞれの地級市、長江デルタ地区の無形文化遺産逸品項目、郷村振興項目、研修養成計画の成果など85の無形文化遺産から代表的項目3892件の産品を招き集め、オフラインの販売プラットフォームを打ち出した。また、伝統工芸、無形文化遺産工房、無形文化遺産グルメ、長江デルタ無形文化遺産、伝統製茶技芸、研修養成計画の成果などの6大特設エリアと2つの無形文化遺産教室を設け、人気を呼び一般市民に受け入れられる無形文化遺産ショッピングフェスタとグルメフェスタを打ち出した。旅行客は全行程で無形文化遺産を共有し、無形文化遺産の魅惑の輝きが引き出されていた。同時に、クーポン券発行、共同プロモーション、ライブコマースを通じて、文化消費の新たなシーンを作り出し、文化観光消費を支え、市場の自信を高め、日増しに高まる市民の美しい生活へのニーズを絶えず満たす試みが行われていた。

遺産デー期間中、写真展「文物で彩る美しい生活」、広報展示「茶と天下 無形文化遺産を共有する」江蘇会場、『無形文化遺産保護条約』採択20周年イベントなど重点活動が同時開催され、文化遺産の保護と利用に関する新しい成果や進展が広く周知・展示された。博物館に収蔵されている文物、広大な大地に佇む遺産、古い書物に書かれた文字たちがよみがえり、歴史の文脈が継承され、現代の美しい文章が書き綴られた。