泰州秋めく:名優梅蘭芳の故郷で楽しむ、多彩な蟹グルメ

爽やかな秋風が吹き、オレンジや黄色や緑が目に映り、秋の気配を感じさせる。水の都市といわれる泰州では、秋に対する期待は色とりどりの秋景色だけでなく、見逃せない秋の味もある。ここは水郷地帯で、カニを豊富に産出する。泰州のカニは宋の時代から有名で、朝廷に献上品として献上されていた。今では、泰州は中国最大のカニの原産地であり、金秋になりカニの旬になると、泰州のおいしい「蟹八吃」(カニで作られた八つの美食:溱湖の簖蟹、興化の上海ガニ、カニみそ湯包、カニみそ大包、中庄酔蟹、カニみそ、カニみその肉団子の煮込み、カニみそ豆腐)は泰州人の食卓の定番となる。もし秋に泰州へ来たら、カニを味わいながら秋景色を観賞しましょう。泰州はきっとご期待に沿うでしょう。

图片1.jpg

溱湖の簖蟹(ドゥアンシエ)

溱湖の魚は美味で、簖蟹は肉が豊満である。水域の広い溱湖には水藻が茂り、水草やシジミなどの天然餌が豊富で、カニや野生魚類の繁殖や成長に適している。毎年秋になると、ここでは「簖(竹の枝で編んだカニ捕り道具)」をかけてカニとらえる。活発で力持ちのカニだけが簖を越え、本物の簖蟹になる。このようなは「蟹の中でも絶品」ともいえるものだ。

图片2.jpg

最も地元らしい簖蟹を味わいたいなら、一番おすすめなのは溱湖簖蟹村だ。簖蟹村に入ると、漁民たちの昔ながらの簖作り工芸を見ることができ、独特の漁村風景を味わうことができる。そして、簖蟹をテーマにするカニ料理セットは、食べ方の多様さが見事だ。蒸し簖蟹はそのままの甘みやうま味を残し、カニの油があふれる。氷酔蟹は肉が濃厚で、淡い酒の香りがする。カニみその団子は口に入れるとすぐに溶けて、柔らかくてジューシーだ。カニみそ包みは噛むと汁があふれ、一回食べるとたまらない。この一品一品のカニ料理は人々の食欲をそそる。

1696920602579558.jpg

1696920602118792.jpg

カニを味わったら溱湖で舟に乗るのが最も心地よい。小舟に乗り、ゆっくりと進み、ヨシに囲まれながら湿原水郷の秋の趣を感じ、白鳥、カルガモ、ヤマシギなどの湿原の精霊に出会い、絵のような湖景色に酔いしれる。

1696920624367856.jpg

泰興の江沙蟹

泰州は南に長江に臨み、長江の水と高砂土が天然に合一し、泰興の江沙蟹の成長に理想的な条件を提供した。自然の活水が循環して補給しているため、カニの運動量が多くなったため、江沙蟹の体は壮健で肥えている。同時に、高砂土の底には汚泥がなく、育てたカニは比較的きれいで、肉質が繊細で、みそが肥厚している。

1696920624322907.jpg

泰興の宣堡鎮の農家に入ると、本場の江沙蟹が食べられる。ここの人々は親切で、いつも捕りたてのカニで遠くからの客をもてなしている。江沙蟹を一口味わってみると、こたえのある食感やカニの香りに心を奪われ、たまらない。そして、食客の笑顔は、ここの人々に喜びを感じさせる。

1696920641199540.jpg

江沙蟹を食べたら、宣堡鎮の国家古銀杏森林公園に行ってみよう。ここには中国および世界でも珍しい古銀杏群落があり、現存する銀杏は1万本余り、百年以上の銀杏の木は3800本余りである。秋になると、一面に林立する銀杏は金色のリボンのように続き、まさに壮観である。銀杏の林の中を散策し、暖かい日差しを浴び、金色の海の中をぶらついているようで、タイムトンネルを歩いているようでもある。

1696920641463182.jpg

興化の紅膏蟹

「三分天下、水に一分あり」。興化は有名な水郷である。ここの良質な水域は高品質の興化紅膏蟹を育てた。興化の紅膏蟹は本場の長江区のチュウゴクモクズガニの中の一員だ。蒸した後、肉は豊満で純正で、肉質は玉白でさっぱりしていて柔らかく、カニみそは赤くてつやつやしていて、口に入れると香りがよくて甘さがある。このような魅力的な紅膏蟹は食べてみたくありませんか。旬になれば、興化の街にはたくさんのレストランがあり、いっぱい食べられます。

1696920641363803.jpg

満足に食べた後、秋の李中水上森林公園へ行ってみるとよいでしょう。水と霧の奥にはイチイモドキ林が壮観で、筏に乗ってイチイモドキ林の間の水路を往来すると、奇妙な根が点在し、「木の橋」が不思議な趣があり、見知らぬ野鳥が水上を通るのが見られる。詩のような風景は思わず心を躍らせるだろう。

1696920641734723.jpg

秋は、是非、泰州に来てカニ料理を味わってみてください。このカニを食べる良いトキを裏切ってはいけませんよ!