夏、南京の千畝に広がる「ハスの海」が華やかに開花── 皆さまを笑顔あふれる夏の旅へご招待!

夏の風が池杉湖を吹き抜けると、千畝に広がる碧い水面は鏡のように澄みわたり、空にそびえる池杉をくっきりと映し出す。枝葉の隙間からこぼれる木漏れ日は、まるで砕けた金色の光がきらめくよう。幾万ものハスの花が重なり合う蓮の葉の間から顔をのぞかせ、淡紅や純白の花びらがそよ風にふるえながら、夏のロマンをそっと語りかけてきる。

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池杉湖国家湿地公園——この5,800ムの生態の王国では、2万本を超える池杉の木々が織りなす「水上の森」の絶景が広がり、1,200種以上のハスの花が咲き誇り、まさに百花繚乱の美しさを見せている。九曲がりの木製遊歩道「花海栈道」を歩けば、あたり一面に花の香りが漂い、千畝に広がる蓮池を舟で進めば、蓮の葉が櫂をかすめ、花がそっと袖に触れ、まるで絵の中の仙境に迷い込んだかのような幻想的な世界が広がる。

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ここはまた、まさに鳥たちの楽園でもある。これまでに確認された野生の鳥類は100種を超え、絶滅危惧種のアカハジロ(青頭潜鴨)は静かに水面を泳ぎ、葦の原ではシュジュウカラ(震旦鴉雀)が跳ね回りながらさえずっている。コガモやササゴイ(棉凫、緑鷺)などの鳥たちも、空を舞い、羽を休め、あるいは獲物を追いながら、この地に命の営みを描いている。10万羽以上の渡り鳥がここで羽を休め、移動し、鳥たちのさえずりが生命のシンフォニーを奏でている。

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池杉湖では、早朝には湖面に映る花と光を収め、夕暮れには親しい人々とともに茜色の空を眺めて過ごす──そんな穏やかなひとときが広がている。遊び疲れたあとは、エコレストランで味わう蓮の香りの卵炒め、蒲菜の炒め物、風味豊かな塩漬けアヒルなど、湿地ならではの食の恵みが旅の余韻を深めてくれる。池杉湖の美しさと味わいが、心にやさしく刻まれるひとときとなる。
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池杉湖国家湿地公園

住所:南京市六合区程橋街道金荘コミュニティ

アクセス:自家用車での来園がおすすめ。南京市中心部から約1時間、駐車場無料

開園時間:8:30~17:00(最終入園16:30)

観光ルート:七彩ハス通り → 池杉の木道 → ふれあい動物園 → 池杉水上の森 → 帰路