夏を楽しむ 大縦湖で涼をとる

大縦湖観光スポットは江蘇省塩城市にあり、「水郷沢国」と言われている。夏の大縦湖の生態は美しく、湖が澄み切っており、水草がしっかり育っており、空気も新鮮である。監視によると、大縦湖の空気のマイナス酸素イオンは1立方メートルに6200余りで、都市空気値の数十倍になり、人の心にも体にも極めてよく、蘇北で一番の肺浄化の所と誉められている。

芦蕩迷宮

湖と水は大縦湖観光スポットの特色であり、観光スポットの多くのプロジェクトも湖と水をめぐってテーマを決めて建設した。夏の大縦湖はまるで避暑地のようで、特に芦蕩迷宮の中の温度は外より3-5℃低く、船を漕いでぶらぶらと回ると、とても気持ちがいい。

芦蕩迷宮で美しい風景を探し求めるのは大縦湖観光のハイライトに違いない。迷路は計33の分かれ目、66本の水路があり、不思議な八卦陣を構成している。葦が生えている湖の中から濃厚で清々しい香りがして、思わず深呼吸をしてしまいがちである。しかし、船を漕いで葦の中に入っていても、道に迷う心配がない。船には通信設備が設置しており、電話で助けを求めると、専用の船が案内してくれる。迷宮で道探しに疲れたら、船が水に流されるままに漂流してもいい。この夏の葦の生えた湖のいろいろな面白さを楽しむ。小船が葦の中を通り抜けて、葦の茂みの中の野生の鳥や魚を驚かしてしまい、人を恐れない白鷺が突然船頭に現れ、美しい姿で青空に向かって飛んでいき、カモの群れが可愛らしく船を囲んだり、船と並べて進んだりする。運がよければ、鯉が水から直接に船に飛び込むこともある。

大縦湖は内湖と外湖に分けられており、現在の観光スポットは主に内湖に集中している。遊覧船から岸に上がって、内湖の堤防へ歩くことができる。その上を歩いていると、内湖の巧緻さ、外湖の広さを眺めてまた一種の体験となる。観光の時間がたっぷりあれば、堤防のそばの外湖埠頭から船に乗って外湖を見物して、天下を一望する遠い詩情を味わうこともできる。

緑丘キャンプ地

普通のホテルに泊まりたくなく、特別なツーリングカーの旅を体験したいなら、大縦湖の「緑丘」キャンプ地が最もいい選択肢となる。「緑丘」キャンプ地は蘇北初のツーリングカーキャンプ地で、塩城大縦湖観光リゾート内にあり、「緑丘」キャンプ場はツーリングカーエリア、木屋エリア、シェルターエリア、テントエリアからなっている。6台のツーリングカー、3基の木屋と12基のシェルターを含んでおり、観光客サービスセンターとセルフバーベキューなどの施設を備えている。

「緑丘」キャンプ地は大縦湖の湖畔の資源と湿地の風情を十分に利用し、大自然とゼロ距離で、原生態環境の中に溶け込む。夏はここに来て、昼間は美しい大縦湖を見物し、夜になると、キャンプ基地で、何人かでバーベキューをしたり、ビールを飲んだり、話をしたりして、悩みとストレスをすっかり忘れてしまい、暑さを吹き飛ばしながら、心身ともにリラックスできる。森の中にいるようで、至るところに自然の息吹が感じ取れる。

東晋水城

大縦湖観光リゾートの東側に、また東晋水城がある。水城全体は宋代、明・清の徽派建築スタイルを骨組みとして、新中国スタイル商業――生活の息吹が溢れた「建安大街」、賑やかな繁華街である「宋街」、文芸スタイルの「民国広場」が入っており、小さい都市が各歴史時期の異なる姿を見せており、人々はその中に身を置き、時間と空間の通り抜けを感じることができる。

東晋水城に来たら、必ず帰園を見物することである。帰園、隠居・引退の意味であり、6つの独立した休憩用の庭は、それぞれ聴竹、賦梅、品蘭、採菊、田居、雅居を命名され、独特で風雅で、それぞれ特色がある。帰園の中で詩歌や絵画の境地が溢れた小橋と流れ水があり、まるで水墨画の中を歩いているようである。小橋と池、あずまやと楼閣、緑の木々と青い竹、青い石畳みの道が所々に見える。周りには素朴な田園スタイルがあれば、現代の文化・クリエイティブの要素もある。