金湖蓮見の旅

淮安金湖県は江蘇省の中心部に位置し、白馬湖、高郵湖、宝応湖の3つに囲まれ、水域は県全体の半分を占め、蓮の生育に絶妙な環境を作り出している。目下金湖には370種以上もの蓮があり、国内外の大部分の蓮がここに集結し、素晴らしい蓮世界を作り上げている。 そのため金湖県は別名“中国蓮文化の里”と言われている。

万苗蓮花蕩

蓮花蕩は2.24平方キロメートルもの広大な広さで、中に入ると東西南北どの方向を見ても無限の青葉と青空が広がり、すぐに方向感覚を失い、少し歩くとすぐ迷子になる。 植物が作った巨大な迷宮が広がる。

蓮花蕩はの中心にある景区では、船に乗り蓮の世界を遊覧するのがおすすめ、

蓮花蕩が非常に広いので移動が難しいのと、船だと蓮の間近まで移動して触れられる距離で蓮を楽しむ事が出来、ひと味違った風景を楽しむ事が出来るようになっている。

頭上には青い空と白い雲、透き通った湖面の上には、爽やかな風が吹き、濃厚な蓮の香りを運んでくる“まさに詩の世界”が眼の前に広がる。 蓮の葉は背丈を同じくし、一つ一つが重なり合うように緊密で、見渡すかぎりの緑が海のように広がる。 重なり合った葉の中に、ピンクや淡い黄色、白の蓮の花が点在し、仙境のような雰囲気を作り出す。 船を蓮花の深部まで進めると、蓮の香りが空気全体を埋め尽くし、心と身体を満たしてくれる。 そして蓮の実を取ることも可能で、柔らかく水々しい蓮の実は殻を取り、中の実を食べると爽やかな味で、シャキシャキとした食感が味わえる。

金湖蓮花節

毎年7月〜8月にかけて、蓮の花が最盛期を迎える頃、金湖では美食をテーマにした年に一度の“蓮花節”が行われる。 このイベントでは金湖の蓮根を使った様々な美食を味わう事ができる。 香ばしい蓮根のもち米詰めは、爽やかな香りの中に甘味がある。 縁起の良い胡麻蓮根団子、蓮根肉詰めなど、質素な中に豪華さが盛り込まれている。 このイベント期間中、金湖は非常に熱気があり、家の中でも外でもお祭りの空気に満ちている。 金湖では2000年からこの蓮花節が行われており、金湖の蓮花の名声の高まりと共に、参加者は20万人を超え、世界各地から蓮愛好者が金湖を訪れる。 友達を誘って、蓮見を楽しみながら、シャキシャキした蓮根のグルメを楽しむ。 夏の素晴らしい思い出になるだろう。

Tips:

金湖蓮花蕩景区は非常に広く、遊覧船か案内車にのって移動することになります。どちらも費用はおおよそ20元程度。